ケアフードの調査、開発へ

22年度事業計画案など承認

新理事長に竜崇正氏

理事会、通常総会開かれる

 

 

 NPO医療・福祉ネットワーク千葉の平成22年度理事会・通常総会は5月20日、千葉市の千葉駅ビル5階ペリエホールで開かれ、がん患者さんのための食べやすくおいしいケアフードの調査や開発を進めていくことなどの事業計画と収支予算について承認しました。

 

 今年度の事業計画では、新たに県内のがん診療連携拠点病院間で遠隔画像診断やTV会議システムを利用して医療、福祉関係者などの情報交換や連携強化の取り組みます。また、手術後や抗がん剤治療中の患者さんが食べにくい食事を、やわらかく加工するなどしたケアフードを取り入れ、調査会や試食会を開いて普及に努めます。がん研究基金を有効に使ったがん医療海外研修への助成、ホームページや公開セミナーを通じた情報発信も進めます。

 

理事会、総会にはNPOの役員、理事など約20人が出席。理事長について、崎山樹氏の退任に伴い、新たに竜崇正氏(前千葉県がんセンター長)を選任し了承されました。崎山氏には事務局より感謝の花束が贈呈されました。

 

 総会に続いて、21年度の「患者と家族の研究基金」実績報告会が開かれ、患者さん同士が悩みを聞くピアカウンセリング講座の取り組みや、各拠点病院におかれた相談支援センターの現状についての報告、高校生への健康講座の成果などについて発表されました。県がんセンターの医師らによるがん治療の最前線についても紹介されました。

 

今年度もNPO医療・福祉ネットワーク千葉の活動へのご支援、ご協力よろしくお願いいたします。