平成22年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告

患者会・患者サロン活動支援助成事業
平成22年度 活動報告

千葉県内で活動するがん患者団体や、がん診療連携拠点病院等に設けられた患者サロングループの活動を支援しています。今年度(平成22年度)からスタートした事業です。支えあう会「α」と千葉県がん患者団体連絡協議会の2団体を支援しました。各団体の活動内容を紹介します。

支えあう会「α」

(助成額 10万円)

支えあう会「α」は、がん体験者を中心に家族、医療関係者、がんに関心を持つ人達が集まっています。病気を抱えながら生きることの難しさやそれを支えることの困難さを共感し合い、各人が「自分らしく納得して最後まで生ききる」ことを目指して、仲間同士で支えあう活動を続けています。

平成22年度は、病院内でのサロン立ち上げに向けた取り組みを行いました。千葉大学附属病院では毎月第4木曜日(祭日を除く)、午後2時間、亥鼻ルームを借りて出張サロンを開きました。また、東京歯科大学市川総合病院会議室では、第3土曜日の午後2時~4時まで、病院職員と「α」スタッフの協働で患者サロンを開きました。参加者も、リピートで参加される方が増えてきました。参加者同士の横の関係もでき、話の深さも増してきているようです。

支えあう会「α」のホームページ

千葉県がん患者団体連絡協議会

(助成額 10万円)

千葉県がん患者団体連絡協議会は、2008年に初めて開催されたイベント「千葉県がん患者大集合」をきっかけに組織された団体です。千葉県内のがん患者団体10グループが、参画しています。がん種を超えて協力し合い、患者さんの立場からがん医療を変えていこうという趣旨で様々な意見やアイデアを発信しています。患者会やサロン活動にも積極的に取り組み、事例、実績の情報交換をしながら活動の輪を広げています。

平成22年度は、がん患者サロンの研修会&交流会を開催し、他県の事例や県内の事例を出し合いながら、情報交換をしました。平成23年2月27日、プラザ菜の花にて開催した研修会では、島根県がん対策協議会委員の納賀良一氏による講演「7位1体から得られるものとは…」、院内患者サロンからの報告(国保松戸市立病院、千葉県がんセンター、国保匝瑳市民病院、千葉医療センター、東京歯科大学市川総合病院)がありました。

がん患者サロン研修会&交流会 案内

千葉県がん患者団体連絡協議会のホームページ