平成23年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告

患者会・患者サロン活動支援助成事業
平成23年度 活動報告

千葉県内で活動するがん患者団体や、がん診療連携拠点病院等に設けられた患者サロングループの活動を支援しています。平成23年度は、支えあう会「α」、千葉県がん患者団体連絡協議会、NPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア、千葉肝臓友の会の4団体を支援しました。各団体の活動内容を紹介します。

支えあう会「α」

(助成額 10万円)

支えあう会「α」は、がん体験者を中心に家族、医療関係者、がんに関心を持つ人達が集まっています。病気を抱えながら生きることの難しさやそれを支えることの困難さを共感し合い、各人が「自分らしく納得して最後まで生ききる」ことを目指して、仲間同士で支えあう活動を続けています。

平成23年度も、病院内でのサロン開催を進めました。病院職員と「α」スタッフの協働で開いている東京歯科大学市川総合病院の患者サロンは、今年度から月一回の定期開催となりました。サロン参加者が、その後「α」主催の連続講座に参加するなど、連携も進んでいます。千葉大学附属病院の出張サロン(毎月第4木曜日)も毎月開催しており、参加者は少ないながらも、「α」会への加入にもつながることがあるとのことです。

支えあう会「α」のホームページ

千葉県がん患者団体連絡協議会

(助成額 10万円)

千葉県がん患者団体連絡協議会は、2008年に初めて開催されたイベント「千葉県がん患者大集合」をきっかけに組織された団体です。千葉県内のがん患者団体10グループが、参画しています。がん種を超えて協力し合い、患者さんの立場からがん医療を変えていこうというアを発信しています。患者会やサロン活動にも積極的に取り組み、事例、実績の情報交換をしながら活動の輪を広げています。

平成23年度は、昨年度に引き続き第2回がん患者サロン研修会&交流会を開催しました。千葉県内のすべてのがん診療連携拠点病院で「患者サロン」が設けられるようになったことを受けて、最低限必要なスキルや道具、広報の方法などをテーマに情報交換を行いました。

平成24年3月11日に千葉市のプラザ菜の花開かれた第2回がん患者サロン交流会。さんむ医療センター「鈴の会」、慈恵会柏病院の「アロハ会」、船橋医療センターの「がん患者サロン」など病院内に設けられた患者サロンのほか、アイビー千葉の「なのはなサロン」、船橋がんサロン「ここにおいでよ」など、市民団体や患者会が公民館などで開いている地域患者サロンなど10件の団体から、がん患者サロンの現状と問題点についての報告がありました。千葉県内で立ち上がった患者サロン14か所に対して行ったアンケート調査の報告もありました。

第2回 がん患者サロン交流会プログラム

千葉県がん患者団体連絡協議会のホームページ

NPO法人 千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア

(助成額 10万円)

①がんサロン「ここにおいでよ」開催

NPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワークピュアは、船橋市中央公民館で月一回月曜日10:00~11:30、がんサロン「ここにおいでよ」を開催しています。平成23年度も地域でのがんサロンの開催を継続しました。毎回15名ほどの参加があったそうです。

がん検査前の参加者が、次には要精密検査になり、その後も継続して参加しているケースや、多重がん、再発がんの患者さんも多いとのこと。ご家族では、抗がん剤治療中や末期の状態で在宅療養に切り替えたという方が、患者さんの気持ちを理解したい、在宅療養を支えるための情報がほしいということで参加されています。また、東京の病院で治療を受けている患者さんが、地元とつながりたい、地元の情報がほしいということで参加されているケースもあります。NPOピュアのこのサロン活動は、地域新聞やふなばし朝日、千葉日報、雑誌「緩和ケア」で紹介もされています。

②タオル帽子、エコたわしの制作

また、抗がん剤治療による副作用で脱毛された方が使用するタオル帽子やエコたわしの制作も行いました。東日本大震災の被災地にもお届けし、喜んでいただけたとのことです。

③緩和ケア病棟の飾りつけやイベント企画

船橋市医療センター緩和ケア病棟にも出向き、月一回、季節の飾りつけをする活動も行っています。生きる元気をなくしたご夫婦が、飾りつけを一緒に手伝い、笑顔になられたというエピソードもあります。12月のクリスマスの季節にはクリスマスコンサートも開催しました。

④サロン世話人育成の講習会

サロンの開催には欠かせないファシリテーター(司会者)や世話人の育成のため、傾聴をテーマとする講習会を開催しました。

NPO法人 千葉・在宅ケア市民ネットワークピュアのホームページ

千葉肝臓友の会

(助成額 10万円)

千葉肝臓友の会は、肝臓病患者さん(主にウイルス性肝炎)の親睦・交流・情報交換を目的とする患者団体です。医療相談会、講演会を開催したり、電話や面談によるきめ細かい相談にも応じています。このほか、新治療技術や治療薬の開発、治療体制の整備、保険適用の拡大、医療費の軽減について、患者さんの要望を国の政策にも反映させるための請願活動も精力的に行っています。自治体や保健所に対しても働きかけを行い、行政と連携してよりよい治療を続けられるような仕組みを考えています。

この助成金を活用して、今年度は3回の医療講演会・相談会を開催しました。

①6月12日(日)  13:30~16:00 船橋市勤労市民センター(参加者43名)
天野光雄相談役を囲んでインターフェロン少量長期についてお話を聞きました。

②8月6日(土) 14:00~16:30 流山市生涯学習センター(参加者65名)
キッコーマン総合病院 三上敏先生を囲んで、慢性肝炎、肝硬変、肝がんについて講演をいただきました。

③12月11日(日)  13:30~16:00 船橋市勤労市民センター(参加者28名)
天野光雄相談役を囲んでインターフェロン治療効果のない場合の治療方法についてお話を聞きました。
その後、参加者の自己紹介と病状の報告などしながら交流しました。

千葉肝臓友の会のホームページ