【先端がん医療】2020.4.30 先端がん医療研究助成の研究実績を一冊に。抄録集を発行。「患者と家族のがん研究基金」

80件の論文抄録を掲載
医師、コメディカル、患者さんからも応募、採択

NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉は、メイン事業の一つとして運用している「先端がん医療研究助成事業」で、平成20年度~平成30年度までの11年間に助成したがん医療研究の実績をまとめた抄録集を発行しました。助成対象として採択された80件の研究について、タイトルと抄録を掲載しています。当法人では、無料で配布していますので、希望される方はお問い合わせください。

「患者と家族のがん研究基金」先端がん医療助成事業は、最先端のがん医療や患者さんの治療生活に役立つ研究に対して助成することを目的としています。千葉県がんセンターの設立当初に発足した医療の発展を下支えする研究に対して支援する「千葉県がん研究振興会」の事業を当NPO法人が引き継ぐかたちとして運用しています。当NPO法人設立(平成19年)の翌年、平成20年度からこの助成事業を開始し、今年で13年目を迎えます。

平成20~30年度 11年間でのべ80件を助成支援
萌芽期の研究テーマを論文発表まで育てる

平成30年度までの11年間で、申請は99件。基金運営委員会による審査を経て、のべ80件の研究を支援しました。千葉県がんセンターや千葉大学をはじめ、千葉県内の大学、医療機関の医療研究者からの応募申請をいただき、助成してきました。毎年、当法人の総会(6月頃)と同日に実績発表会を行い、スライド上映をしながら、各研究者の研究内容をじっくりと聞く機会を設けています。

研究を単年度で終わらせることなく継続できるよう、助成や研究サポートも数年に渡って行うこともあります。そして、英文論文化を推奨し、英文化に必要な資金面での支援も別に設けています。

先端がん医療助成制度は、毎年募集をかけていますので、ぜひご応募ください。