令和2年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告

患者会・患者サロン活動支援助成事業
令和2年度 活動報告

千葉県内で活動するがん患者団体や、がん診療連携拠点病院等に設けられた患者サロングループの活動を支援しています。令和2年度は、京葉喉友会、タオル帽子の会、「がんトーク」の会の3団体を支援しました。

京葉喉友会

(助成額 75,000円)

京葉喉友会は喉頭がんや食道がんを患い、喉頭摘出などで声を失った方が集い、発声練習をしたり、親睦を深める活動を続けています。特徴的な活動としては、千葉県から「音声機能障害者発声訓練事業」の委託を受けて、声を失った方の発声練習を毎週開いています。

令和2年度は、助成金を活用して電気式人工喉頭のマイク「ユアトーン」を購入しました。会話や歌など声を出す場面に応じて声を拡張しやすくする装置です。腹式呼吸がうまくできない方や食道発声がうまくいかない方でも音声を出しやすい道具です。高音と低音など多くの種類の音を出すことが可能となり、コミュニケーションがとりやすくなるとのことです。

京葉喉友会入会のご案内・発声講習会案内(PDF)

タオル帽子の会

(助成額 75,000円)

タオル帽子の会は、抗がん剤治療の副作用で脱毛に苦しむがん患者さんに使っていただけるタオル帽子を手作りしています。令和2年度は、コロナ禍で定例会の開催もできない中、会員の皆さんでご自宅でコツコツとタオル帽子を作製しました。例年と同様に1200枚以上のタオル帽子を仕上げ、患者さんの元に届けることができました。

タオル帽子の会ご案内

「がんとーく」の会

(助成額 50,000円)

「がんとーく」の会は、がん体験者が主催するカフェ型のコミュニティです。患者さんの気持ちに寄り添い、がん経験者同士でこそ理解し合える悩みや辛さ、困ったことなどを共有する時間を大切にしています。患者さん同士、ご家族を含めて直接対話することで、“自分一人ではないよ”というメッセージを伝えています。辛さを共有するだけでなく、がんといかに付き合っていくかを考え、治療を前向きに捉えなおすことも行います。

令和2年度は、年間24回の集まりを予定していましたが、新型コロナの影響で活動を大幅に減らさざるを得ませんでした。それでも感染対策を徹底して、年度を通じて15回開催することができました。開催時には、「ここに来られて良かった」「開催を待っていました」などの声が上がり、スタッフ一同続けてきて本当に良かったと思うことができる一年になりました。

がん患者さんならではの新型コロナに関する疑問や質問が出ることも多かったです。「持病のある方の重症化が注目されているが、がん患者さんにとってはどこまでが持病なのか」「基礎疾患のある患者のワクチン優先接種に、どのあたりのがん患者まで含まれるのか」、などの疑問も上がりました。また、「がんの治療を一生懸命続けてきたのに、コロナで命を落としたくはない…」という切実な言葉もこぼれました。

厳しい状況が続いていますが、オンラインも含めて、今後も患者さんやご家族との直接の対話を重ね、寄り添う時間を増やしていきたいと考えています。

「がんトーク」の会を開催している千葉市緑区おゆみ野のコミュニティスペース「みんなの広場」ご案内(PDF)