患者さん、ご家族にも今一度 「生きること」 について考えてほしい
単行本「生きる。がんと向きあう7人のストーリー」
10冊をNPOに寄贈
成田市の会員・ボランティア組織代表の中佐藤さん

千葉県がんセンター患者図書館や緩和ケア病棟の本棚、患者サロンに配本

NPO法人 医療・福祉ネットワーク千葉
2012年10月
                               
                     



 成田市でボランティア組織「ソーシャルウェルフェア・ベジタブルコミュニティちゅうぺいファーム」代表を務める中佐藤
一平さんから当NPO法人に単行本10冊の寄贈を受けました。本のタイトルは、幻冬舎(2009年)「生きる。がんと向きあう7人のストーリー」。がんと向き合う経験をした患者さん、ご家族が気付いたこと、考えたこと、感じたことをありのままにつづったエッセイ集です。がんという病を通じて、「何のために生きるのか」、「生きるとはどういうことか」という問いをそれぞれ考えさせられる内容です。当NPO法人では、できるだけ多くの患者さんやご家族が手にとれるよう千葉県がんセンターの患者図書館や病棟の本棚に配本しました。

 中佐藤さんは、ご自身もご長男を病気で亡くしたことから、病気に苦しむ子供達や家族を支援したいという気持ちを強くしてボランティア組織を立ち上げました。仕事などのかたわら、日々がんなどの病気に向き合う患者さんや家族のサポート、乳幼児や妊産婦へのワクチン提供、ライフプランの作成、農園作業など多方面にわたって活動しています。今回の本も手にとりながら、できるだけ多くの方の心の支えになればと思い、寄贈を思い立ったといいます。

 がんの治療を続けるアイススケーターの井上怜奈さん、キャスターの鳥越俊太郎さんなど著名人から一組の親子の物語まで7話がおさめられています。気軽に読める内容となっていますので、貸出できるものもありますので、ぜひお手にとってみてください。

 配本場所:千葉県がんセンター患者サロン、患者図書館「にとな文庫」、緩和ケア病棟・各病棟・ボランティアセンター
        の各本棚

 中佐藤さんによる本の紹介文(当NPO法人のニュースレター)(2012年10月発行)に掲載したもの)



千葉県がんセンター緩和ケア病棟にて

千葉県がんセンター患者図書館「にとな文庫」にて