【ステイin千葉を楽しもう!】千葉市若葉区、栄福寺の枝垂桜。平安時代末期創建の古刹、千葉氏の家臣ゆかりの寺で春を味わう

2022年3月、コロナ禍となり3年目の春を迎えました。この2年間、旅行や移動の自粛を強いられた日々の中でも、かろうじて散策やドライブを楽しむことができた地元の千葉。改めてその自然の懐の深さと魅力に気づかされました。まだまだ、ご紹介したいご近所スポットがありますので、引き続き「ステイin千葉」のこのお散歩エッセイの中でお伝えしたいと思います。四季の草木、花や歴史的な建物、新しい散策コースなどの情報を織り交ぜて掲載していきます。

今回は、千葉市若葉区大宮町の栄福寺をご紹介します。栄福寺は千葉氏の家臣・坂尾五郎治が平安時代に建立したとされる名古刹として知られています。境内にあるシダレザクラが有名です。3月、満開を迎えたシダレザクラを大西眞澄さん(当NPO法人常任理事・元千葉県がんセンター看護局長)が写真に収めました。

栄福寺の枝垂れ桜、「坂尾の姫桜」
創建時にお手植えされた樹齢400年の巨樹
気品あふれる立ち姿にため息

心躍る花の季節。
今年も近くにある栄福寺の枝垂れ桜(シダレザクラ)が見事に咲き、楽しませていただきました。現在の勤務先カンナナーシングホームかわどの利用者さんたちとも一緒に見に行きました。千葉市若葉区大宮町 にある名古刹で、知る人ぞ知るお寺です。枝垂れ桜の季節には多くの方々が来訪し、その姿に見とれていました。

栄福寺は、1130年に、この地を治めた千葉氏の家臣 坂尾五郎治が妙見堂を建立。江戸時代 比叡山延暦寺の天界大僧正により、天台宗に改宗されたお寺です。枝垂れ桜は、坂尾五郎治の妻 高江が自身の病の治癒を感謝し、創建時にお手植えしたもので「姫桜」と呼ばれております。現在の枝垂れ桜は、代替りで樹齢400年。この枝垂れ桜と妙見堂が織りなす景色は、優雅な気品を漂わせ、写真撮影のメッカでもあります。

(下記の観光ガイドより)
千葉市観光協会公式サイト/千葉市観光ガイド (chibacity-ta.or.jp)
東京湾観光情報局(栄福寺の姫桜) (tokyo-bay.biz)
アクセス方法などもぜひチェックしてみてください。

山門を入ると、正面に本堂が、右手に枝垂れ桜と地蔵堂が見えてきます。

妙見地蔵尊

本堂を背景にした枝垂桜。花の優雅が引き立つ。

様々な表情を見せる枝垂桜を愛でる

様々な立ち位置からの枝垂れ桜を楽しみました。
地蔵堂を背景にした桜、 本堂とコラボした枝垂れ桜、 仰ぎ見る枝垂れ桜、 地蔵堂側からの枝垂れ桜、 手水鉢に映る枝垂れ桜…それぞれ違った表情に見えるのが素敵です。

正面から。見事です。

仰ぎ見ると、すっぽりと包まれているような感覚に。

水面に映る桜

舞い散った花びらが御池の上で集まり、大きなお花に見えます。

ご利用者さまと一緒に…

カンナの利用者さんたちのお花見姿、 地蔵堂裏側にひっそり佇むお地蔵さん、 椿の花も満開でちょうど見ごろでした。

 

ツバキが満開でした。

 

千葉県文化財の「千葉妙見大縁起絵巻」を収蔵

栄福寺に所蔵されている県有形文化財の千葉妙見大縁起絵巻は非公開でしたが、拡大複写されたものが千葉市郷土館の玄関にあり、それを撮ったものです。