表題簡易

  今回、患者さんやそのご家族、ご友人同士に加えてマスコミ関係の皆様約65名の方が参加されました。
  石原シェフをはじめ、医療関係者や、看護師、栄養士などなどの皆様も交え、多方面にわたる語らいが繰り広げられました。
  ごあいさつをいただいた皆さまのお話をまとめました。
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石原雅弘シェフ   石原雅弘  ホテルメトロポリタン エドモント
          フレンチレストラン「フォーグレイン」料理長

  お料理の説明、作り方を中心にお話をいただきました。
  「裏越しをしなくても柔らかいピューレができます。エビのチリソースのソースや煮も
   のの汁などお好みの味をあとから加えて調節してください」

  「ご家庭で作るポイントは、ミキサーが回るギリギリの状態まで水分の量を抑えるこ
  とです」

  
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竜理事長     竜崇正   NPO医療福祉ネットワーク千葉 理事長

  「ケアフードの輪が広がれば、日本の多くのがん患者さんや苦しんでいる人が食事を
  楽しみながら生活ができると思う」

  「今後は、医学的なアプローチをしながらこうした食べやすい食事のことを研究して
   いきたい。治療しながら楽しんで生きることが一番大事ですからね」
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尾崎編集長      尾崎靖  小学館 ライフスタイル誌編集局戦略室 編集長

   石原シェフが最初にケアフードを考案した経緯を説明されました。
   料理研究家・辰巳芳子さん、作家・池波正太郎さんの書生をされていた文筆家
   の佐藤隆介さんとの打ち合わせでレストランに訪れたのがきっかけ。
 
   石原シェフは、美食家でもある佐藤さんがこの時胃がん摘出直後で思うように食
   事ができず辛い思いをされていることを知り、お料理を素材ごとにミキサーにかけ
   てアレンジしたものを提供され、三人で同じものをいただいた。
   佐藤さんは「生き返った!」と感激されたという。

   「本当の「美味」とは何か、命が喜ぶ食事とは何か考えることができた。
    ケアフードは、石原シェフの思いやりから生まれた食事です」
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川上さんと石見さん      川上祥子 NPOキャンサーネットジャパン 広報担当理事 看護師・保健師
 
   ケアフードをがん患者さんに広く紹介するきっかけを作りました。
   「患者さんは社会に戻って、がんと向き合いながら毎日生活している。 
    ところが、一日三回の食事はとても重要なことなのに病院でも退院後も重要視
    されていない。ケアフードのスピリットがもっともっと普及してほしい」


   石見雅美  乳がん患者さん ケアフードのファン

   「4年前に乳がんになった。抗がん剤治療を続けているが、歯と歯茎がやられて
    食事が入らなくなる。しゃべる振動でも口が痛くておかゆでも噛めないが、ケア
    フードは振動を感じずにのどまで食べものを送ることができる。栄養もとれるし元
    気になれる。」    




赤いリボン
                      続いて、参加された皆様の声と表情をお伝えします。


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