第29回 鮮やかな緑、一口ごとに癒される     ブロッコリーのピューレ


  ホウレンソウ、小松菜、白菜・・・。冬は、実は旬を迎える「緑色」の野菜が多いのです。
  ブロッコリーも初夏(4〜6月)と秋冬(10〜3月)と1年に2回旬があり、特においし
  いのはこの晩秋のもの。食卓にも積極的に取り入れて、味覚から視覚から「癒し」を
  味わってください。

  ビタミンCの含有量が飛びぬけて多く、100gほど食べると一日に必要なビタミンがと
  れてしまいます。茎や葉はかたいものもありますが、食物繊維が豊富です。採れた
  て新鮮なブロッコリーの茎は糖、うまみを多く含むので、生のままなめてみると甘い
  味がします。このう「まみ成分」もピューレに閉じ込めて丸ごといただきましょう。

  風味も色もいいので、ソースとしても使えそうですね。


 
 
 
 材料

 ブロッコリー   1個
 
 〈味付け用〉
 カレー粉     お好み
 マヨネーズ    お好み
 
 
 
作り方

@ ブロッコリーを小房に分けて、沸騰した湯でゆでます。
  

  ブロッコリーはゆで過ぎると色が悪くなるので、「緑色はきれいに残っているが
     軟らかいとう」段階で火を止めます。3〜5分間。




 
A @をすぐに冷水にとり、10秒ほど水にさらします。(急冷)

  60℃以上の熱い状態のままおくと、余熱でさらに色が悪くなっていくので、
      一気に火やしてください。



B  ブロッコリーをミキサーに入れて、かくはんします。ミキサーが回らなければ水を
   大さじ1杯ずつ加えて滑らかに回るようにします。

   お皿に盛りつけて完成です。
   お好みで、カレー粉をふってもいいし、マヨネーズをたらしでもいいです。
   シンプルに塩をふって食べるのもおすすめです。
 
   玉ねぎのピューレがあれば、一緒にミルクやコンソメで煮込んでスープにするもの
   食べやすいでしょう。
  




 

 ●ブロッコリーのビタミンCは熱に弱いので、栄養を逃がさない方法として、小房に分
   けものを蒸す方法もいいでしょう。

 ●近年は、機能性野菜として、「イソチオシアネート」という成分が消化器系のガン予
  防、「クロム」という成分が糖尿病を予防するといわれています。ポリフェノールも多
  いです。

 ●同じ花野菜のカリフラワーは、ブロッコリーが改良されてできたものです。