第9回 豚肉のエスニック風煮込み
 

 
 今回は初のお肉料理のご紹介です。これも見た目はとろとろのピューレ状ですが、ニンニク、ショウガ、カレー粉などのスパイスをきかせた味付けで、しっかりとした食べごたえがあります。食べやすいのに存在感があり、メインディッシュになります。「メイン」といっても作るのに手間はかかりません。豚肉を軽く炒めてコトコトと煮込むだけ。こっくりとしたお肉のピューレはとろとろの度合いを調節できるので、ご飯やパンにつけるソースとしても使えますよ。
 さあ、一緒に作ってみましょう!



 

豚肉のエスニック煮込み完成写真 
 
 材料

豚肉                500g(バラ肉、肩ロースなど油脂分がある部位。
                       薄切り、こま切れ肉が作りやすいです)
玉ねぎ               1個150g(豚肉の1/3の量程度)
ニンニク              1/2片(お好みで)
しょうが               1/4片(ニンニクの半分ぐらい、お好みで)
ガラムマサラ           ひとつまみ(なくてもいいです)
カレー粉              小さじ1杯
白ワイン              50cc(日本酒でもいいです)
チキンブイヨン          市販品の固形ブイヨンでOK
水                  
サラダ油
            
  
 豚肉のエスニック風煮込み材料
 
作り方

@ 豚肉を2、3p幅に切ります。玉ねぎはくし型、ニンニクとしょうがは薄切りにします。
   
豚肉イラスト
ブタ肉・・・?!
A フライパンにサラダ油をひいて、ニンニク、しょうがを炒めて香りを出します。玉ねぎと
  豚肉を入れて中火で炒め、肉の色が変わったらカレー粉、ガラムマサラも加えて風味
  づけをします。さらに、白ワインを注ぎ、そのまま炒めながらアルコール分を飛ばします。

豚肉のエスニック風炒めているところ
 
B フライパンの中身をすべて鍋に移して、具が見え隠れする程度ひたひたの水を加
   えます。チキンブイヨン(市販品の固形のもの)を加え、強火にして煮立ったらアク
   を取り除きます。落としブタをして、さらに鍋のふたをして弱火で30〜40分間、コト
   コトと煮込みます。時々ふたを開けて具材を混ぜるといいでしょう。

   水分が鍋の1/3の量になるぐらいまで煮込みます。水分が早めになくなるよ
       うでしたら、途中で水を加えてもいいです。

      この段階でもお肉が十分柔らかくなっていますので、形が残っている方が
      食べやすい方、ご家族の方などはそのまま召し上がっていただいてもおい
      しいですよ。カレーライスや丼ものなどに応用もできます。

      

 豚肉を煮込むところ
 

C  十分に煮込んだら、火を消します。そのまま冷まして粗熱を取ります。
   具だけを取り出してミキサーに入れます。鍋に残っている水分量の半分をミキサーに
   入れてスイッチをONにします。もし、ミキサーが回らなければさらに鍋に残った水分を
   足していきます。

   お好みで塩を加えて味を整えたら完成です。

   そのままでも十分おいしいですが、おかゆにかけて食べたり、パスタやパンのピュ
   ーレ
(後日レシピ掲載予定)に加えるとボリュームのある一品になります。

   


豚肉をミキサーでかくはん 
ワンスプーンアニメワンスプーンメモ
  ●お肉を煮込む際に、ブイヨンスープに加えてリンゴジュースやパナップルジュースがあれば100cc程度入れると、風味
   が良くなります。

  ●冷凍で一カ月間は保存できます。

  ●先にレシピで紹介したトマトのピューレなどをソース代わりに添えて、召し上がる時にスプーンで混ぜながらいただくとお
   肉料理でもサッパリした味わいになります。いろいろな風味を楽しんでください。