第22回 なめらかでも粒々の甘さがはじける!     スイートコーンのピューレ&スープ

  暑い夏、節電の夏・・・いかがお過ごしですか?
  暑さで、食欲が出ないという方も多いと思います。
  
  目線を変えて見上げた鮮やかな青い空にまっすぐ伸びるのはトウモロコシ。
  夏野菜の代表選手です。旬を迎えたこの時期は粒がびっしりとそろっていてプリ
  プリしていますね。この弾けるような粒をなめらかにして味わってみましょう。
  糖分を中心にエネルギーが高いので主食になります。
  今回はピューレのほか、洋風味、中華味のスープもご紹介しましょう。

  トウモロコシはポピュラーな野菜なので、缶詰でも冷凍でもそろっています。
  もし、ゆでたり調理する手間を省きたい場合はこれらを活用してもOKです。

  無理せず、おいしく。濃厚な甘みをたっぷり味わってみましょう。
            
コーンのピューレ
 
 材料
トウモロコシ    3〜4本

缶詰や冷凍品で代用する場合は  2缶(250g)
   缶詰はトウモロコシの粒と缶汁を分けておきます。(汁は捨てない)

        缶詰コーン
 とうもろこし
 
作り方

@ トウモロコシは外側の皮をむき、ひげなどを取り除く、
  
コーン
 
A トウモロコシに火を通す。3通りの方法をご紹介します。

  【ゆでる】
  トウモロコシをなべに入れてかぶる程度の水を入れて沸騰させる。
  10分程度煮て、柔らかくする。

  【蒸す】
  蒸し器に入れて10分程度蒸し上げる。

  【電子レンジ】
  トウモロコシをさっと水でぬらし、ラップにくるんで1本あたり600Wで5分程度
  あたためる。時間をかけ過ぎて焦げないように注意してください。

  などの方法があります。
 
 コーンゆでる          

B トウモロコシの粒を包丁でこそげ落とします。熱いうちに作業しましょう。
  

  
 コーンの粒をとる
C トウモロコシが冷めてからミキサーに移します。ゆで汁などが残っている場合は
  ミキサーがスムーズに回るように大さじ一杯ずつ加えていきます。ゆで汁がない
  場合は水を加えても良いです。
  
  トウモロコシの粒に水分が多く含まれているので、ミキサーにかけているうち
      にそれがつぶれて水分が出てきます。最初から水やゆで汁を多く入れすぎ
      ないように注意しましょう。

  なめらかにかくはんされたら完成です。
 
               ピューレ完成


ミキサーにかける
 

 ●トウモロコシのピューレはそのまま召し上がってもいいですし、冷やしてもOK。白米かゆやパンのピューレにかけても
  おいしいです。濃厚な甘みが食欲を引き出してくれます。

 ●お子様などが召し上がる場合は、ホットケーキミックスにピューレを加えて焼いてオヤツにもなります。

 
 

 中華風スープ

 鶏ガラスープとの相性はばっちり。これ一杯で体が芯から温まります。
 
  
 ・トウモロコシのピューレ             大さじ5〜6杯
 ・鶏ガラスープ(中華味。粉末を溶かしてもよい)     3カップ程度
 ・ごま油
 ・こしょう
 ・お好みでご飯か、もち米(とろみづけに使います)大さじ1〜3
中華スープ
 
 

  @鍋に鶏ガラスープを煮立てます。

  Aトウモロコシのピューレをお好みの量加えていきます。

  Bおたまでかき回しながらピューレを溶かしていきます。ごま油やこしょうで味を
   整えます。

  Cスープにとろみをつけたい場合は、ご飯を少量加えるか、もち米を洗ってから
   大さじ1〜3杯程度加えて煮ます。自然なとろみがつき、腹もちの良い主食になり
   ますよ。

 

 洋風スープ

  温めても、冷やしてもおいしい牛乳仕立てのスープです。 
 
 
 ・トウモロコシのピューレ              大さじ5〜6杯(多めに)
 ・玉ねぎのピューレ                 お好みの量(大さじ3程度)
 ・牛乳                         3カップ(水で薄めてもよい)
 ・生クリーム                     お好みで
 ・塩                          適宜

 
 洋風スープ

 
 
 @トウモロコシのピューレを鍋に入れ、牛乳をお好みの味になるまで加えていきます。
  牛乳が苦手な方は、水も加えて薄めても良いです。
     (場合によっては、味が薄く感じるのでコンソメ顆粒、塩などを適宜加えて味を
      整えます)

 Aお好みで玉ねぎのピューレや生クリームも加えてコクを出します。

  トウモロコシの味をしっかり味わいたい方は、余計な調味料を加えずにそのまま
     牛乳を加えて温めたものがオススメです。