第24回 ちょっとひと手間、見た目もおいしい      桃のシャーベット


  マンゴーに続いて、シャーベット第二弾です。
  この時期、スーパーマーケットのフルーツコーナーに並ぶ桃が印象的です。やさしいピンク色は眺めているだけで心がなごみます。桃は6月から9月頃まで出回りますが、糖度が一番高くなるのは8月下旬から9月ごろです。

 完熟であれば生のまま食べてもやわらかいですが、今回は実も皮もぜいたくに使ったシャーベットを作ってみましょう。皮は煮詰めて使うので、仕上がりの色が鮮やかなモモ色になりとっても贅沢なデザートになります。

 カロテンを多く含み夏バテにも効果があります。水分もたっぷり含んでいるので、水分補給にもなります。シャーベットを食べて、であとしばらく「節電の夏」をヒンヤリと過ごしてみましょう。
 
 
 材料

桃            2〜3個
レモン          1個
砂糖           小さじ2杯
白ワイン        大さじ1杯
水            大さじ3杯      

 
 
作り方

@ 桃の皮をむきます。(リンゴの皮をむくような要領で丸く)

 

A 皮をむいたら、皮はすぐに小鍋に入れて、レモン汁(レモン1/2個分を絞る)、砂糖
  小さじ1、白ワイン大さじ1、水大さじ3杯を加えて弱火で10分煮る。
  
  Aを粗熱を取ってから、汁ごとミキサーに入れてかくはんし、製氷皿などに流して冷
  凍します。
                  
             

B 桃の果実は一口大に切り分けてボールに入れて、レモン汁(レモン1/2個分を絞る)
  、砂糖小さじ1をかけて表面が変色しないようにかきまぜておきます。これも冷凍庫に
  入れて凍らせます。
C 食べる前に果実と皮を取り出してしばらく常温におきます。少し溶けてきたらミキサ
   −に入れてかくはんします。
 
   ミキサーがなかなか回らない場合は、レモン汁か、白ワインのアルコールを飛
       ばしたものなどを水分代わりに少量ずつまぜて回します。

D 冷凍庫で冷やしたガラスの器などにもりつけて完成です。
   異なる色のシャーベットを合わせて盛り付けるとより豪華になります。
   (写真はマンゴーシャーベットと合わせてみました)








 
 

 ●桃は茶色に変色しやすいので、皮をむいたら皮も果実も手早くレモン汁などにつけて変色を防いでください。

 ●仕上げに、お好みでブランデーなどのリキュールを1、2滴たらすと一段と豪華なデザートになります。

 ●お好みの市販のゼリーなどと合わせて食べると、口当たりもまろやかになります。口内炎が痛くてシャーベットでも口の中
  がしみてしまうという場合に食べやすくなります。