第3回 夏野菜のガスパチョ
   
 暑い毎日いかがお過ごしですか?今日は夏バテ予防にもなる野菜たっぷりの一品をご紹介しましょう。スペイン料理の代表的な冷製スープ「ガスパチョ」です。この一品の中には、トマトをはじめキュウリやピーマン、そしてパンも加えます。食欲がなくてたくさんは食べられないという時でも、酸味と甘みのバランスがちょうどいいこの一皿ならのど越しも良く栄養もたっぷりとれますよ。  ガスパチョイメージ
 
 材料

トマト…2、3個(400g)
玉ねぎ…10g(3p角程度)
キュウリ…15g(長さ4p程度)

ピーマン…2〜3g(縦半分にし、さらに幅1.5p程度に切ったぐらい。
      風味づけにつかいます)

ニンニクのスライス…1、2枚

白ワインビネガーまたは酢(穀物酢もOKです)…小さじ1
オリーブオイル…小さじ1
パン…つなぎに使うので、食パンでもフランスパンでも余りもので大丈夫です。
  (3p角を2、3片)

レモン汁…少々
   
 トマト以外の野菜の量は目安です。好みに応じてミキサーをかけな
    がら加えとよいでしょう。

  

 
 
作り方

@ 野菜類はすべて、粗く切り分けておきます。
 


A 家庭用ミキサーに野菜をすべて入れてなめらかになるまでかくはんします。
  ミキサーがうまく回らない場合は、時々スイッチを切って菜箸などで材料を少しかき回  し、再度ふたをして回すとスムーズにかくはんできます。 
 
ミキサースタート
 B パンや調味料のオリーブオイル、レモン汁、白ワインビネガーを加えて、さらにミキ
   サーを回します。途中で味見をしながら必要な調味料をたして好みの味に仕上げま
   す。
C 器に盛りつけます。
  より冷たいスープにしたい場合は、この後、冷蔵庫で冷やしてもいいでしょう。 
 
ワンスプーンメモ
●トマトは種類によって甘みや酸味が異なるため、調味料はミキサーをかけながら加えて調節してください。

●味付けでもっと甘くしたい場合は、ハチミツや砂糖、ダイエット甘味料を加えてもいいでしょう。
 酸味を強くしたい場合は、酢、レモン汁をさらにさらに加えていきます。

 この時期、完熟したトマトがスーパーの“見切り品”コーナーにたく
さん残っていることがあります。完熟トマトをピューレ状にすると、とてもおいしくできます。

キュウリやピーマン、玉ネギは、余った切れはし程度でも十分使えますので、ぜひ加えてみてください。キュウリは青くささもなくさわやかな風味づけになり、ピーマンはぴりっとしたスパイスとなってトマトとの相性もぴったりです。パンを加えるととろみがついて飲み込みやすくなり満腹感も増しますよ。食欲がない日は、まずこのガスパチョを試して、さらに食べられそうでしたらほかのメニューを加えていくという方法もいいかもしれませんね。

 ガスパチョは、スペイン南部の地中海に面したアンダルシア地方が発祥です。夏はまばゆい太陽が輝く暑い地域で、このガスパチョも暑い夏を乗り切る食事として各家庭でオリジナルの味が作られているようです。とっても簡単なのでぜひ味わってみてください〜。