【四季折々のうた】001 越後中里 夜明け前の正面山(953m)

越後中里 夜明け前の正面山(953m)

寒卵生きんと生きて息をして
日がわりの写メールいっぱいの淡い雪
語れども憂い凍えるばかりなり
(柳原和子)

「越後中里 夜明け前の正面山(953m)」
少し明けてきた外に長靴を履いて出ると、まだ街路灯がともっている路の正面に、その名前のとおり正面山がそそり立ち、思わずシャターをきりました。紅葉と青空の関東からトンネルを抜けただけで雪景色の越後湯沢に、別世界に入り込んだような気持ちになった境目にある山なんです。そしてここに住む南雲さんとの感激の再会。南雲さんご夫婦と犬のはなちゃんの手厚いもてなしを受け、日常の仕事のストレスで固まってしまった体が解きほぐされていくような温まった心持になり、越後中里・土樽の雪を踏みしめました。
(2007年11月24日 送信)