2022.6.16 令和4年度の総会を開きました

令和4年度総会

6月16日、千葉市中央区のNPO法人医療・福祉ネットワーク千葉サテライトオフィス(千葉県がんセンター内)にて、当法人の令和4年度通常総会を開きました。役員・会員合わせて11名が出席。今回は、3名はオンラインでの参加となりました。ほかの会員からは委任状をお預かりしました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大で書面決議としたため、会場での開催は2年ぶりとなります。

竜理事長「探求する心を持ち続ける」

会の冒頭、4月に発表された春の叙勲で瑞宝小綬章を受章した竜崇正理事長にお祝いの花束が贈られました。竜理事長はあいさつで、「これまでに出会った医療者や患者さんのおかげで、これまでの医師としての取り組みにご褒美をいただくことができました。常に探求する心を持ち続けることができたことを感謝したい」と話し、感謝の気持ちを伝えました。また、当法人が発足して(2007年)15年目を迎えたことに触れ、「千葉県がんセンターを中心に、がん先進医療の発展と、患者さんの思いを反映した医療を提供できるよう仲間と一緒にこれからも取り組んでいきたいと思う」と決意を述べました。

春の叙勲のお祝いで、花束贈呈をしました(右側が竜理事長)

総会では、任期満了に伴う役員の改選や予算、事業計画など5つの議案について審議しました。役員の選出では、理事長に竜崇正氏を選出し、ほか役員13名を重任、1名の退任を承認しました。患者さんが住み慣れた地域で安心してがん治療や生活ができるようにとの目的に沿って、医療者による先端がん医療研究助成事業、患者会・患者サロン活動支援助成事業、ボランティア活動へのサポートなどを通じた情報の発信などを進めていくことを確認しました。この2年はコロナ禍で、患者さんや一般市民を集めてのイベントなどは休止していましたが、動画やwebを通じた医療情報やメッセージの発信に取り組んでおり、新しい様式として今後も継続していくことを決めました。

対面での活動や試食会がどこまで許容されるかなどを含め、手探りではありますが、少しずつ直接の交流の機会も設けていきたいと考えております。会員の皆様をはじめ、関係機関、地域の方々、今後ともご指導をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

令和3年度「先端がん医療研究助成」実績発表会は書面開催

例年、総会と同時に開催している「先端がん医療研究助成事業」の実績発表会は、今年も中止としました。対象となった研究者の皆様から、発表用のスライド等を提出いただきましたので、誌上発表会とさせていただきます。会員の皆様には研究のポイントをまとめた抄録をお送りしているところですので、お手元に届きましたらぜひご覧ください。