令和3年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告

患者会・患者サロン活動支援助成事業
令和3年度 活動報告

千葉県内で活動するがん患者団体や、がん診療連携拠点病院等に設けられた患者サロングループの活動を支援しています。令和3年度は、ちばグリーフサポート、タオル帽子の会、千葉県オストミー協会、「がんトーク」の会の4団体を支援しました。(千葉県がんセンター患者サロンは継続支援)

ちばグリーフサポート

(助成額 100,000円)

ちばグリーフサポートは、大切な方を亡くされた悲しみや苦しみをお互いに聞いたり、共感しながら分かち合う活動を続けています。千葉市中央区のきぼーるにて「分かち合いの会」を定期的に開催していますが、令和3年度は、新型コロナ拡大の影響で11月から再スタートしました。または、例年は麗澤大学のオープンカレッジで「グリーフケア講座」を受講していますが、新型コロナの感染拡大で活動が十分にできなかったため、書籍の購入をしました。

ちばグリーフサポート
「分かち合いの会」の開催予定などがご覧になれます。

タオル帽子の会

(助成額 30,000円)

タオル帽子の会は、がんの抗がん剤治療による副作用で脱毛に悩む人に、手軽に着用できて、洗濯でき、衛生的な手作りのタオル帽子を作製しています。令和3年度は、コロナ禍の中、定例会での作業も少人数で進めました。会員の多くは、自宅でフェイスタオル1本を裁断し、縫製して帽子に仕上げました。今年も、千葉医療センター、千葉県がんセンター、船橋医療センターなどに手作りのタオル帽子を届けることができました。

 

千葉県オストミー協会(日本オストミー協会千葉県支部)

(助成額 40,000円)

千葉県オストミー協会は、千葉県社会福祉センター内の事務所で、週3回「サロン」を開催しています。オストメイトの悩みや日常生活についての情報交換を行ったり、電話での相談などを受けています。術後の生活、ストマを着用した生活の工夫、洗腸、就職、コロナについてなどテーマは多岐に渡ります。令和3年度は、139日のサロン活動を行いました。サロンの開催日には、ピアサポーターの研修を受けた会員が待機しています。会員以外の方からの相談も寄せられます。サロンでは、仲間同士顔を合わせて雑談するだけで気持ちも休まります。

 

「がんトーク」の会

(助成額 30,000円

「がんトーク」の会は、がん体験者が主催するカフェ型のコミュニティです。患者さんの気持ちに寄り添い、がん経験者同士でこそ理解し合える悩みや辛さなどを共有する時間を大切にしています。毎月第2、第4火曜日の13:00~千葉市緑区の「みんなの広場」を会場に開催しています。令和3年度は、コロナ感染予防に気をつかいながら、24回開催することができました。オンラインも活用し、自宅からの参加も受けることができました。コロナ禍で会への参加から足が遠のいた方には、手紙を出して近況をお聞きしてみました。