【ステイin千葉も楽しもう♪】広角のススメ。市原市ちはら台のなじみの公園を広角で撮り歩く。視野も心もぐーんと広くなれる!

毎年のように進化し続けるスマートフォン。一番変化が大きいのがカメラ機能ではないでしょうか。少々暗くても被写体を明るくくっきりと撮影できたり、焦点を当てる部分を自動調整してまるで映画のワンシーンのようなショットになったり…。「広角レンズ」機能も進化している機能の一つです。今回は、写真家・飯田隆志さんに身近な散歩コース、市原市ちはら台のなじみの公園を広角レンズ(広角機能)で撮影すると…というテーマでご紹介いただきます。

広角のススメ
いつもの景色が魔法にかかったみたい!
市原市のちはら台公園と卯月公園

昨今のスマホのカメラ機能の向上というか進化というかには目を見張るものがあったりします。その中でレンズを数種類搭載しているのも増えてきました、中には望遠・標準・広角と3つも搭載しているのもあるようです。今回は、その中の広角にスポットを当ててみようと思います。今回このテーマにしようと思ったのは、自分のスマホが標準と広角しかないのと、デジタル一眼カメラの広角系ズームを入手したのが理由です!

スマートフォンの標準、広角レンズ機能で撮り比べる

まずはスマホを使って、実際どれだけ見え方変わるのか見てみましょう。某商業施設・某スポーツ施設・某鉄道車両それぞれを標準と広角で撮り比べてみました。

私の持っているスマホですと、標準がフイルムカメラ換算で25㎜でおおよそ人間の視野より一回り広いくらいかな?それに対し広角が、フイルムカメラ換算で16㎜でほぼ人間の視野の2倍くらいとなります。(個人差等ありますので正確ではないです)結果はご覧の通り、広角は標準に比べてかなり広い範囲が写っています。ちなみに標準の方がぼやけているのはレンズが汚れていたのとピントが外れているからです…。

もうお気付きの方もいらっしゃると思うのですが、広角で撮ると歪んだ写真になります。長方形の電車なんか、一見何が写っているのかわからないほど歪みます。これはレンズの特性で避けようが無いのですが、デジカメのレンズよりスマホの方が強く歪む気がします。

このスマホの広角機能の歪む特性を使って撮ったのが次の写真です。

注目したいのが2枚目。これ猫との距離かなり近いです。それでもドアノブが写るほど背景広く撮れてますよね。それに従い、猫がすごく頭でっかちに見えてます。(一時こんな撮り方流行ったような…)

ちはら台公園を広角で撮る
広ーい景色、ここは北海道か?!

このような広角レンズの特性を使って、果たして良く行く公園は違った表情を見せてくれるのか?撮影に行ってきました。舞台は「ステイin千葉を楽しもう!第13回目」で登場した市原市ちはら台公園と、隣接する卯月公園。正面に原っぱを挟み、ユニモちはら台が見えます。まずここで広角ズームの両端でどれだけ変わるか比較します。

標準に近い方が24㎜、ほぼスマホの標準と同じくらい。

ちはら台公園(広角)

対して広い方が12㎜、スマホの広角より広く、おおよそ人間の視野の2倍ちょっと。

ちはら台公園(超広角)

同じ位置で撮っているのでどれだけ広く写るか変化がよくわかります。では広角レンズの特性を活かしてどんな感じに写るかを見てみましょう。

遠近感が強調されて遊歩道もいつもより長く感じられます。

歪み特性を活かしてみました。何人掛けかわからなくなったベンチ。いつもより短く見える滑り台等々。

これだけ広いレンズですとちょっと振り仰いだだけで太陽が入ってきます。夏の太陽、まぶしい!

いつも見る階段も正面から撮ったのと手すりに思いっきり近づいて撮ったのではかなり表情が違います。

そして卯月公園へと続くトンネルですが、同じ位置で撮ったにも関わらず、倍くらい長く見えます。これも広角レンズ特有の効果でかなり誇張されています。タイムトンネルの向こうに吸い込まれそう!

この写真で見ると、とんでもない距離歩いてるんだなと思うかもしれませんが、決してそのような事もなく200mくらいの距離です。

卯月公園を広角で撮る
緑の木立と青空のダイナミクスが際立つ

卯月公園に到着しました。最初に迎えてくれる水道橋のような壁ですが、いつも全体を入れようとするとどうしても手前に階段やらなんやら入っていますのですが、広角を使えば見事すっぽりと収まります。どうしても歪みは出ますが…。

卯月公園を広く見せるように撮った写真の数々。

水平垂直を意識して構えると意外と歪みが少ないです。遠近の歪みはどうしても生じますね。夏の日差しを受けた木立と、それが織りなす木漏れ日がいい感じ。また背景に青空が入ることによってさわやかな夏の趣が醸し出されますね。

木立の中で真上を見上げると木が覆いかぶさって来るようです。

幹に近づいたり離れたりして一本だけを入れると堂々とした力強さを感じます。

いかがでしたでしょうか?広角(特に超広角とか魚眼とか呼ばれるタイプ)は写り方に癖があるものの、いつもの景色が変わって見えて面白いので、もしお手元にあれば是非ちょっと変わった撮り方にも挑戦してみてください。

【追記】
昨今、100円均一ショップでもスマホの前にくっつける広角レンズ等々が売られています。私も2個ほど購入し試そうとしたのですが、あれってクリップでスマホ本体を挟むので、スマホにしては分厚い私のですとクリップで挟めませんでした…。レンズ自体はクリップにねじ込み式だったので、はずして手持ちで使ってみましたが、光軸を一致させるのが難しいのと、クリップの厚み分がないためピントが合わなくて評価のしようがなかったです。まあ、使い方とスマホとの相性だとは思うのですが……。

Information

ちはら台公園(千葉県公式観光物産サイト まるごとe!ちば)