【ステイin千葉も楽しもう♪】千葉市の冬のきらめきを楽しむ。千葉市中央区千葉寺ハーモニープラザのクリスマス・イルミネーション

10月末のハロウィンが終わり、11月に入ると街は一気にクリスマスムードに切り替わります。東京では表参道をはじめ、丸の内界隈、銀座、六本木…と挙げればきりがないほどのイルミネーションスポットがありますが、実は千葉にも素敵なイルミネーションを楽しめる場所があるのをご存じですか。海浜幕張駅前や、千葉中央公園、この「ステイin千葉」第15回でも取り上げた千葉みなとのケーズハーバーもありますよね。今回は知る人ぞ知る千葉市ハーモニープラザのクリスマスイルミネーションをご紹介します。福祉、ボランティア、男女共同参画に関する事務所や施設が入るハーモニープラザ。人の交流が盛んで、優しい雰囲気に包まれた建物ですが、樹々や水路、オブジェをあしらった中庭もがとても居心地のいい場所です。クリスマスシーズンになると上品なイルミネーションを施し、利用者をほっこりとした温かい気持ちにさせてくれます。写真家・飯田隆志さんの写真とエッセイでご紹介します。(写真は2021年冬に撮影したものです)

千葉市中央区千葉寺・ハーモニープラザ
クリスマスイルミネーションを撮ってみよう!
柔らかな光のシンフォニー

まずは、千葉市ポートタワーのイルミネーションで腕試し

実はハーモニープラザの目の前の道路はよく通るのですが、その時にイルミネーションがチラッと見えたりしていてずっと気になっていた所なんですよ。まずは本番に先立ち、肩慣らしと古いデジイチの動作確認を兼ねてポートタワーのクリスマスイルミネーションを撮りに行きました。この古いデジイチですが「D70」と言いまして、ニコン初のデジイチで2004年の春に発売されニコンユーザーとしては待ちに待ったデジイチでした。当時、広告の仕事をバンバンしていた自分は即購入し、しばらくメイン機として使用していたものです。でも、後継機が出るにつれ使用頻度も下がり、ついには置物のようになっていたのですが、趣味で使うには軽くて良いのでは…と思い、バッテリーを新調し復活させた訳です。

その復活の儀を執り行って、動作確認が夜景ってどうなのとは思ったのですが、ちゃんと答えてくれました!。些かレトロ感ある発色になりますし、明暗さの強いところは苦手なはずですが特にどうこう言う問題もなく素直な写りです。

撮影条件が同じではないので、並列で比べること自体がちょっと間違いな気はしますが、2012年秋に出たフルサイズ機と比べると
流石に新しい方(それでも10年前にだけど)が鮮やかだし、明暗さにもある程度までは耐えられるようですね。

話がかなり横にそれたので、元に戻そう!動作確認も出来たので古いカメラは仕舞って新しい方で肩慣らしをしていきます。超ワイドをつけ、歪んでも良いやとポートタワーを画面端に置き露出補正なしで1枚。

出来たのはご覧の通りです。ポートタワーがミサイル発射状態に!流石に笑ってしまった。でもね、露出補正なしで夜空が明るい状態にして撮ると星が写るんだとビッっくりしました。露出をマイナス2くらい落とし、ポートタワーの傾きも少し戻して撮ったのがこちらです。

ちゃんと夜空っぽく撮っても、少し星が写ります。千葉市内で、しかもこんな街明かりある所でも星が撮れるんだと改めて感心しました。そしてポートタワーを歪まないように中心にし、少し周りを入れたのがこちら。

ちょっと欲張りすぎたか、道案内の文字が気になります、特に下段の方。

そして、ハーモニープラザへ

さて迎えた本番当日、使用するカメラは使い慣れた新しめの方で、レンズはいつもの標準ズームと三脚担いでハーモニープラザへ。実は昼夜共に訪れるのは初めて、当然中庭も見るのは初めて。想像していたのより明るいかなぁ。撮りやすくて助かります。

入って左手の一面青いイルミネーションと、右手のオレンジ色のイルミネーションの対比が綺麗です。

右手のイルミネーションの中にトナカイやサンタクロースを発見!向きを変え角度を変えて撮ってみました。

中庭の小川に映る明かりも風情あり

撮っていて気づいたのですが、足元を見ると小川にもイルミネーションが映りこんでいて、それをなんとか撮れないかと頑張った結果がこちら。

オレンジのイルミネーションを浮島のように、手前の枝に掛かるライトはぼかして、奥の青い所をアクセントとして奥行き感を出してみました。

わざとぼかして撮影すると…

久方ぶりにアウトフォーカス(わざとぼかした写真にする撮り方)のやってみた。シャープなのとどちらがおこにみだろうか?
私個人的にはクリスマスカードなどの背景として文字を載せるならアウトフォーカスの方かなとは思うのですが…。

シャープに撮った方

わざとぼかして撮るアウトフォーカス

アウトフォーカスの次は、ちょっと欲を出して合成用素材を撮る。どこにもピントが合ってない状態にして2枚ほど。今回は一番近距離に合うようにして撮りました。

この2枚を使って合成したのがこちらです。

幻想的な雰囲気が演出出来ただろうか…?帰り際に振り返って一番纏まって見える位置でもう一枚、締めの写真としては悪くないかな。

帰宅前に最後のお試しバージョンです。ハーモニープラザからテクテクと坂道を上り、矢作トンネルの出口上に陣取ります。これもね、以前から試してみたかった撮り方で長時間露光で灯火の軌跡を撮ってみました。

車のライトを使った都会的な一枚

時間が悪いのか時期が悪いのかどうも車が少ないようです。これも車がないバージョンと、全部合成バージョンを作ってみました。

次は、もうちょっと車通りの多い所で再チャレンジしようかな。

Information

千葉市ハーモニープラザ