2022.10.29 竜崇正理事長、人生の軌跡をつづった新刊「不断探求」を発刊。医師として、登山家としての生き様を語る逸作

NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の竜崇正理事長は、2022年春の叙勲で瑞宝小綬章を受賞したのを記念して、これまでの人生を振り返るエッセイ「不断探求」を発刊しました。本はA4版オールカラーの全120ページ。家族や同僚、友人との写真がたくさん盛り込まれているのが特徴です。

幼少期や学生時代の思い出、千葉大学医学部に入学して以降の医療者としての学びや修業、肝胆膵外科医としての道を歩む中での軌跡、患者さんに対する思いが丁寧につづられています。そして、趣味を超える人生の支えにもなっている登山と山スキーについては、これまでの登山の詳細な記録と迫力ある写真のほか自身のスケッチも盛り込まれています。竜氏は、「医療も登山も全力で取り組んできた。何に対しても、飽きることのない不断探求のスピリットを持って臨むことができたように思う」と語っています。

恩師、先輩、友人との出会いを大事に

印象的なのは、学生時代、千葉大学医学部時代、そして医師として医療の仕事に取り組む中で、恩師や先輩、友人、仲間をとても大事にされていることです。そして、目の前の興味あることにのめりこんでいく好奇心。外科医として手術手技を磨くも、超音波やCT、MRIなどの新しい画像診断にも夢中になり、3D画像装置を駆使した手術シュミレーションをするなど当時はまだ先駆的だった最先端の技術を取り入れてきました。登山も、国内、海外を問わず楽しみ、忙しい業務の合間を縫って休日は病院の同僚たちと山スキーに出かけたりもしています。

患者さんを上座に座らせ盛大な退院祝会も企画

患者さんへの思い、愛情もケタ違いです。千葉県がんセンター時代は、重症患者さんの手術、治療に全力を尽くします。退院したあかつきには、盛大な退院祝いパーティーを開き、患者さんには上座に座っていただき、医師、看護師、関係スタッフを挙げての大宴会を企画していました。

ところどころには、竜氏の似顔絵をスケッチしたイラストもお目見えです。様々なエピソードが盛り込まれていますので、ぜひ一度お手に取ってみてください。

 

NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉での活動についても書かれています~。