“魂の料理人”
          mocomoco-sherbetさんのブログ
          「キッチン・ファーマシー」のご紹介


 今回は、千葉県がんセンターで治療をされていたこともある患者さんのブログ
「キッチン・ファーマシー」をご紹介します。

 食べることが大好きな方、作ることが大好きな方、健康な方はもちろん、治療中の方も、ちょっと落ち込んだ気分の方も、このブログを読むとエネルギーがわいてきます。美味しいものを作って、みんなで元気になりましょうよ!




 mocomoco-sherbetさんは、がんを患って治療を続けている間に、実はほとんど食べることができなくなる状態に陥り、長い間腸ろうで栄養を摂られていたそうです。でも、お料理は大好きだったので、自分は食べられなくても作り続けました。周りの方が、自分の作ったご飯やお菓子をほおばって嬉しそうにしている顔を見るのが生きがいだったとのこと。素敵でおいしそうな写真とエッセイを読むと、本当に日々の料理や暮らしを楽しんでおられことが分かります。

 残念ながら、H26年1月に他界されましたが、ブログを通して私たちに生きるエネルギーを与え続け、そして毎日料理を作って食べられることのありがたさを改めて感じさせてくれます。緩和ケアに入られてからも、最後まで暮らしを楽しむ心を忘れない希望と喜びに満ちた文面が印象的です。

 ブログ「キッチン・ファーマシー

 親交のあった千葉県がんセンターにとな文庫の司書・下原康子さんの追悼エッセイ
 (にとな文庫通信H26年2月発行より)