【ステイin千葉を楽しもう!】第18回 南房総で一足早く春を感じるドライブ。菜の花畑の黄色と青空のコントラストを撮る
節分が過ぎると、千葉では一足早く春の香りを感じることができます。全国的にも有名な花の産地。菜の花を筆頭にポピー、ストックなど色とりどりの春の花が開花し、週末になると房総めがけて都心からも多くの人が訪れます。今年は年明け早々から緊急事態宣言が出されましたが、南房のお花畑は元気いっぱい!館山から千倉へと房総半島の突端の海岸線を走るフラワーラインでエネルギーをチャージしましょう。写真家・飯田隆志さんの写真とエッセイでご紹介します。
第18回 南房総フラワーラインでエネルギーチャージ
春を先取るお花畑ドライブ
南房パラダイス、アロハガーデン館山、ローズマリ―公園
2021年。年も明けたけど、なんとなくコロナで自粛ムードが漂っていて初詣も未だ行っていません。季節というものは待ってはくれず、気がつけば房総方面ではいろんな花が見頃を迎える時期を迎えています。スーパーにも食用の菜の花が並んだり、お惣菜コーナーで菜の花の辛子和えがあったりします。そんな時期に、菜の花畑を撮りに行こう!と思いたち、30年ちょっと前の記憶を頼りに館山に行ってきました。今回もフイルムカメラのテストを兼ねて持っていきいます。(持ち替えながらの撮影で忙しいですが……)
当時は南房パラダイスの裏の方に菜の花畑があったはずなので、そこを目指し内房の国道をトコトコ走って館山へと向いかいます。ちょっと出発が遅れたのと、途中渋滞があったのとで、館山市内に入ったのが13時ちょいすぎ!早くしないと日が黄色くなってしまうからお昼ご飯は後回しにして目標地点へと向かいます。
到着した見たら想像と全く違う風景でした…。畑の数は減っているようだし、それどころか雑草地となっている所もある!!後継者問題とかが絡んでるのかね?そのほかは食用の栽培が主だろうから、収穫後なのだろうか地面剥き出しだったり。ごく一箇所だけ菜の花咲いてましたが、どうも個人でやられている観光用らしくパスすることに。
フラワーラインの菜の花が満開
デジカメとフィルムカメラで撮り比べ
房総フラワーラインのほうにないかなと期待をして「道の駅・南房パラダイス」へ。国道410号からフラワーラインを右へと曲がる交差点にごく小さ菜の花畑を発見!しかし残念なことに車を止める場所が、お店の駐車場しかなく、多分問題はなさそうだけど念のため断念。そこから洲崎に向けて道路沿いがずらっと菜の花、ず~っと菜の花!!道の駅に車を止め、歩道を歩きながら良さそうなところをポチポチと撮影。
車とバイクをぼかしながら入れてみたり…
振り向いて戻りつつ、アロハガーデンたてやまの大温室を入れつつ一枚!
なかなか思うようなのが撮れないが、これ以上どうしようもなく引き返しトイレに寄ってお土産物見ながら、この後をどうするか考えてみる。先ずはお昼ご飯なのだろうけど、コンビニは寂しいし高っいところで食べるのには懐が心許ないし、ここまで遅くなってるなら、もうちょいお預けしても同じだなと思ったのと、もう少しなんか撮りたい欲に駆られ、「道の駅・ローズマリー公園」に行くことにしました。
道の駅・ローズマリ―公園
夕暮れの太陽光で中世ヨーロッパの建物を撮る
フラワーロードのドライブの楽しみの一つは道の駅巡り。沿道にはたくさんの道の駅があります。南房総市のローズマリー公園は、中世ヨーロッパの雰囲気が漂い、潮風を受けると地中海の趣も味わえるスポットです。
だいぶん傾いた太陽のやわらかい光に包まれる頃、閉店間近で人もまばらな感じが良かったです。
イギリスの劇作家・シェイクスピアの生家のレプリカ。
壁の質感もそっくり再現されています。2006年に周辺7市町村が合併して南房総市となったのをきっかけに、2011年に道の駅としてリニューアルしました。それまでは、シェイクスピア・カントリーパークという有料のテーマパークだったそうです。
何も語らぬ偉人達の石像も撮りました。
シェイクスピア、ソクラテスがモチーフだとか…そうそうたるメンバーです。青空に良く“映える”。いい感じのテーブルは、手前の日に照らされた植栽を生かすが良いか、地面ギリギリのローアングルがいいか。
そして人けも無くなった片隅にある椅子が夕陽を浴びて、ノスタルジックな趣を醸し出しています。
千葉ならではの風景、一面の菜の花でフィナーレ
撮影にはある程度満足したので、このまま鴨川方面を通って帰ることにしました。ローズマリー公園を出て10分ぐらい走ったところに、おそらく個人的に植えたのであろう菜の花畑が満開だったので、急遽車を止め数枚撮影。
ようやく目的を果たしたような気持ちで、今回の旅は終了しました。
【お出かけ参考サイト】
南房総 道の駅紹介サイト
まるごとeちば 房総フラワーライン