![]() |
今回は、初めてのお魚料理です。 患者さんから、「お魚料理のケアフード食べたいな。まだレシピ出てないね!」との指摘 があり、確かにその通りでした。さっそくご紹介したいと思います。 秋も深まり、あたたかい鍋料理も食べたい季節ですね。タラはとても身近で切り身も 手に入れやすく、秋冬には欠かせない食材です。塩ダラ、ひと塩タラをジャガイモと一 緒に煮込むやさしい味のピューレを作ってみましょう。 タラのブランダードは、南フランスの郷土料理でフランス人が昔から大好きなメニュー です。脂肪分が少なく軟らかい魚ですので、火を通すとすぐほぐれて舌や歯ぐきでもつ ぶせる固さになります。 試してみてください。ジャガイモも一緒に煮込むので、とろみ もつき、飲み込みやすくなります。 白色の食材のみを使うので、「鱈」の字が象徴するように色も真っ白な仕上がりになり ます。おいしく作って、“鱈腹(たらふく)”食べてくださいね。 |
![]() |
|
![]() |
||
![]() 塩たらの切り身 3切れ(250g) ジャガイモ 3個程度(100g〜120g)多めでもいいです 玉ねぎ 1/2個 牛乳 500cc(鍋に具材を入れてひたひたになる程度) ニンニク 1かけ(お好みで減らしてもいいです) 一味とうがらし お好みで少々(七味、こしょうでもOK) オリーブオイル、粉チーズ 仕上げにお好みで少々 ![]() くさみがとれます。
|
![]() |
|
![]() |
![]() @ 塩タラの皮と骨(ある場合は)を取り除き、1切れを3等分程度に切り分けます。 ジャガイモは一口大、玉ねぎはくし型かその半分に切ります。ニンニクは薄切り にしておきます。 ![]() ながら取り除いておきましょう。 |
![]() |
||
A 深めのお鍋に@の具材を入れて、牛乳をひたひたになる程度(500cc)に注ぎます。 一味とうがらしをひとふりして、火にかけます。 5〜10分間、牛乳が吹きこぼれないようにコトコトと煮ます。時々かき混ぜて、鍋底 でタラが焦げ付かないようにしましょう。 |
![]() ![]() |
||
B ジャガイモや玉ねぎが軟らかくなったら、火を止めます。この段階で、ホイッパーや シャモジでタラやジャガイモを崩して細かくし、そのまま器に入れて召し上がっても いいです。 ![]() 味付けにオリーブオイルを少したらし、こしょうや粉チーズをふって召し上がっ てください。 |
![]() |
||
C Bの粗熱が取れたら、具材だけ取りだしてミキサーに移します。スイッチを入れてか くはんします。ミキサーが回らない場合は、鍋に残ったスープを大さじ1ずつ加えて いきます。スムーズに回るようになったら、そのまましばらくかくはんしてください。 なめらかになったら、完成です。お好みでオリーブオイルや粉チーズをふって いただきます。塩タラの塩分で味が整っているので、塩はほとんど必要ないでしょう。 |
![]() |
![]() |
|
![]() ●冷凍保存ができます。 ●タラのブランダードをパンにぬったり、ゆでたパスタやマカロニにのせて食べる方 法もおすすめです。ポタージュに近い状態になるので、スープとしていただくのもい いでしょう。 ●ジャガイモの量を増やすと重めに仕上がります。サラサラに仕上げたい場合は、 ジャガイモは少なめにします。重く仕上がった場合は、耐熱皿に移して、パルメザ ンチーズを振って、グラタン風に仕上げてもいいでしょう。 ●牛乳をたっぷり使いますが、じっくり煮るので牛乳特有のにおいなどはほとんど感じ ません。和風味がお好みという方に、次回は出汁で煮たタラのピューレを紹介しま す。 |
![]() |