![]() 心臓部門、全米ランキング1位の現場を目の当たり 手術、脳死移植、カテーテル治療、回診を経験 13名の団員、各部門で充実した研修 千葉県救急医療センター心臓血管外科 主任医長 山口 聖一(団長) |
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クリーブランドクリニックとは |
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今年度のNPO法人医療・福祉ネットワーク千葉主催の海外研修は、このCleveland Clinicにて13名の参加者(医師7名、看護師6名)で1週間行われました。
準備段階において、千葉大学心臓血管外科、松宮教授よりThoracic & Cardiovascular Surgery(心臓血管外科),
Dr.Sabikに対し推薦状を、Cardiovascular Dynamics Lab(心血管動態研究室), Dr. Fukamachiに対し口頭依頼を頂き、また、県救急医療センター小林院長より、Cerebrovascular(脳血管)
Center, Dr. Uchinoに対し推薦状を頂きました。その他、Cardiovascular Medicine(循環器内科)やTransplantation
(移植)Centerの先生方にも協力をいただけ、Center for International Medical Education(CIME)のとりまとめなどで、充実した研修を行うことができました。 |
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初日の11月9日(月)早朝にCIMEの方の案内で病院へ向かい、Thoracic & Cardiovascular Surgery(心臓血管外科)、
Transplantation (移植)Center、Cerebrovascular(脳血管) Centerの3部門へ分かれ、手術、カテーテル治療、病棟回診などの見学を行いました。脳死のドナーがMassachusetts(マサチューセッツ)州にて出たとのことで、Clinicでは小腸移植が行われることとなり、夜9時過ぎまで待機しましたが、摘出した小腸の状態がよくないとのことで、手術は残念ながら中止になりました。 ICU見学に看護師4名が参加 10日(火)、看護師対象のICU tourが行われ、4名の看護師は朝から昼まで参加しました。前日同様の3部門に分かれ研修が行われました。夜にはClinicより車で1時間ほどのところで脳死ドナーが出たとのことで、研修医の木本君が現地ドクターと共に向かい、臓器摘出手術に助手として手洗いをして入りました。臓器はすべてClinicへ持ち帰られ、心臓、肺、肝臓、腎臓などの移植手術が、11日(水)早朝より行われました。私たちは脳死肝移植の手術を見学させていただきました。また、Cardiovascular MedicineによるICU回診やカテ―テル治療などの見学が行われました。 Fukamachi先生とともに 12日(木)にはCardiovascular ICU observing(見学)に多くのものが参加しました。午後には、Fukamachi先生の部署、Cardiovascular Dynamics Labにお邪魔し、VAD(補助人工心臓) の詳しい説明を受けた後、千葉大渡邉医師による、日本のVADの現状に関するpresentation(発表)が行われました。実際の研究室内部を見学した後、Fukamachi先生より、必ず見た方がよいと勧められ、美術館「The Cleveland Museum of Art」を全員で見学し、夜にはFukamachi先生のラボ関係者らと我々全員でのdinner party(夕食会)がFukamachi先生お薦めのイタリアンレストランで行われました。 |
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最終日(13日金曜)はホテルをcheck-outした後、午前中のみ、Fukamachi先生が依頼して下さったCardiovascular MedicineのDr.
Leeの案内でHeart failure (心不全)ICU observing(見学)が行われ、全員で参加しました。VAD(補助人工心臓)植え込み後2週間の患者さんとの会話を許可され、具合が大変よさそうことに驚きました。 研修全体を通じて、事前に連絡を取っていた深町先生、Dr. Sabik、橋元先生、長内先生に大変お世話になりました。さらに現地で紹介され知り合った先生方にも、研修への多大なサポートをして頂き、13名という大人数で伺ったにもかかわらず、複数の部署で大変充実した研修を行うことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。様々な人々との交流という点においても、大変恵まれた研修であったと思います。研修の前後で、シカゴ、ニューヨークにも寄り、自由に観光・ショッピングなどを楽しむこともできました。 |
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最後に、このような貴重な研修の機会を与えご支援くださった、竜崇正先生、片桐様、風間様はじめNPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の皆様に深く感謝申し上げます。 |
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