【東日本大震災・医療支援】2011.3.24 被災地に医療チームを派遣 マスク、注射器、点滴薬、パジャマ…。4トントラックで第一便が出発

お医者さんが足りない!
マスク、手袋、注射器もいくらあってもいい

NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉は3月24日、千葉市内の病院や企業、ボランティアからの協力を得て医療に使う器具や衛生用品、患者さんが使う備品をそろえ、4トントラックに積み込んで現地に送りました。合わせて、医師6名による医療支援チームも派遣しました。

被災地ではまだ寒い日が続き、長引く避難所生活で体調を崩す人も急増。燃料不足などで必要な物資の輸送もままならない中、医療の充実が急務とされています。竜崇正理事長は「足りないものがあれば、できるだけの支援をしたい。県内の病院や企業などにも働きかけて物資を集めていきたい」と話しています。

支援物資積み込み作業

千葉市内で物資をトラックに積み込みました。 医療チームの派遣や医療用物資の輸送は、NPO法人医療・福祉ネットワークのほか、NPO法人医療構想千葉や日本登山医学会も協力して進めています。24日は、患者さん用のパジャマや浴衣、注射器、点滴用の輸液、手袋、マスクなどを4トントラックに積み込み、津波の被害が大きく避難者が多い宮城県名取市、仙台市をはじめ塩釜、石巻、宮古、盛岡などを回ります。

今後も、現地の医師や患者さんから不足している医療器材や衛生用品などの情報を集め、第二便として物資を送り込むことにしています。不足している物資として水、大人用、赤ちゃん用の紙オムツとの声が上がっています。