がん患者さんサポート活動では、患者さんの病院での療養、退院後のご自宅での生活の質を上げるための様々な取り組みを支えています。

① がん患者さんへの音楽療法活動

がん患者さんへの音楽療法活動

千葉県がんセンターなどでの音楽療法活動をサポートしています。集団音楽療法や緩和ケアセンターなどに入院中の患者さんお一人おひとりと対話しながら、懐かしい曲や歌を目の前で演奏し、患者さんに元気だった頃のことを思い出していただく活動です。当NPO法人では、音楽療法を取り入れた音楽会の開催や研究への助成、支援を続けています。YouTubeでもその一端をご紹介しています。

② がんピア・サポーター育成事業への協力

がんピア・サポーター育成事業への協力

千葉県がんセンターが取り組んでいる、がん体験者や治療中の患者さんが、同じがん患者さんやご家族の悩みをお聞きし、自分の体験を話したりしながら寄り添う「ピア」の相談体制づくりを支援しています。千葉県では、サポーターになりたいという有志の方を対象に、傾聴の姿勢やカウンセリングの手法を学ぶ研修会を開催しています。当NPO法人でも研修会の開催に協力をしています。

③ ボランティアさんへの支援

ボランティアさんへの支援

がん患者さんの療養生活を支えているボランティア活動をサポートしています。千葉県がんセンターのボランティア支援室をはじめ、市民グループへの助成を行っています。抗がん剤治療の副作用などで脱毛した頭皮を守るためのタオル帽子作り、患者さんにアロマオイルの香りとマッサージで癒しを感じていただく活動など心のこもった温かい活動の輪が広がっています。活動が続けられるように材料費や備品の購入などを資金面で支えています。

④ 小児がん患者さんの課外活動

小児がん患者さんの課外活動

骨肉腫などを患い、千葉県がんセンターに入院中の小中高校生の患者さんは、特別支援学校に転入し、訪問教育を受けながら治療と学習を両立しています。通常の学校に通う子供たちは、遠足や校外学習、修学旅行に出かける課外活動がありますが、入院中の子供たちはなかなか行くことができません。治療を頑張っている子供たちの思い出作りの一環として、東京ディズニーランドへの日帰り旅行ツアーの入園料などを支援しています。

⑤ 千葉県がんセンター患者図書室「にとな文庫」への助成支援

 千葉県がんセンター患者図書室「にとな文庫」支援

千葉県がんセンター内に2006年5月オープンした患者図書室「にとな文庫」の蔵書購入を支援してきました。2007年施行のがん対策基本法では、がん診療連携拠点病院が備えるべき機能として「患者さんへのがん診療に関わる医療情報の提供」が明記されています。千葉県がんセンターでは全国に先駆けて患者さんが気軽に立ち寄ることができる図書室を整えました。患者さんにおすすめの図書や雑誌なども寄贈しています。