2019.9.11 千葉日報に竜理事長のインタビューが掲載されました
千葉ヘルス財団 臓器移植部会長として
臓器移植医療、在宅緩和ケアの現状と展望を語る
千葉日報9月11日朝刊に、当法人の竜崇正理事長のインタビューが掲載されました。竜理事長は、公益財団法人・千葉ヘルス財団の臓器移植部会の部会長と在宅ケア部会の副部会長を務めており、今回は臓器移植医療と在宅緩和ケアをテーマにした記事でした。
ライフワークは、
がんになっても住み慣れた家で安心して暮らせる社会づくり
インタビューの中で、まず、自分のライフワークとして「肝胆膵のがんを専門とする外科医として、がんになっても住み慣れた家で安心して暮らせる社会システムづくりを目指している」ことを説明しました。
臓器移植医療については、がん患者さんの移植医療が進まない現状について触れ、もっと移植の成功事例を知らせ安全だということを知ってもらい、亡くなった方の分まで生きて大いに社会貢献できることなどを啓もうする必要があることを強調。「人間は自分ためだけじゃなく、人のために生きることも大事だという教育が非常に重要」と語っています。
また、在宅緩和ケアについては、浦安市医師会で取り組んでるクラウドシステムを活用したチームケアについて紹介し、医師やケアマネジャー、訪問看護、介護などの多職種が情報共有し、在宅で治療を続ける患者さんやご家族を支えるシステムが有効に機能し、評価を得ていること説明しています。
人生の最後に、希望を持って生きるお手伝いをしたい
「命には必ず終わりがあり、それは敗北ではなく自然のこと。できれば住み慣れた家で苦痛なく、安心して一生を全うできる世の中にしたい。患者さんの人生の最後に、絶対に絶望させず、希望を持って生きるお手伝いを実践していきます」と力強いメッセージを送っています。
千葉ヘルス財団は、1991年に設立。在宅ケアを支える医師、歯科医師、保健師、ボランティアなどのスタッフへの研修会や、臓器移植普及啓発事業、難病患者さんへの在宅での人工呼吸器療養への助成など、保健・福祉・医療の分野で幅広く活動を続けています。