【ステイin千葉を楽しもう!】第2回 佐倉市の風車とひまわり、苔のじゅうたん―やさしく“包まれる幸せ”感じながら

新型コロナ感染が再び拡大傾向。Go  To トラベルキャンペーンもどうなることやら、先が見えないままの日々ですが、「ステイin千葉」で身近な楽しみ見つけましょ。

7月下旬、例年であれば子供たちの夏休みも始まり、旅行やお出かけを楽しめる季節です。そして、夏休みと言えば、暑くても…太陽の日差しが強くても…、この花を見れば元気になれる!  今回は、佐倉市。千葉市在住の写真家・飯田隆志さんによる佐倉ふれあい広場のひまわりと、国立歴史民俗博物館の附属施設「くらしの植物苑」の紹介です。プロならではの迫力とみずみずしさあふれる写真と、ほのぼのとしたエッセイでつづっていただきます。カメラワークのコツも満載ですよ。

第2回 佐倉ふれあい広場のひまわりと「くらしの植物苑」の苔庭
はなびらの上で転がる水滴、ミツバチの羽の動きにも迫るカメラワーク
千葉市在住の写真家・飯田隆志さん

2019年7月20日の夕方だったかな、夏っぽい写真って今まであまり撮ったことないな~と思い、夏といえば向日葵→向日葵は撮ったことない→どこかいい所ないか?という図式の下ネット検索して出てきたのが「佐倉ふるさと広場・風車のひまわりガーデン」。しかも翌日を過ぎると花火大会の設営のため見れなくなるとのこと、これはぜひとも行かねばならん!となりました。

翌日(7月21日)雨が降るんじゃなかろうかと思うほど天候がすぐれなかったのですが、これを逃すと1年待つことになるので強行しようということになりました。だいたいいつも趣味の撮影に出るときは息子が同行してくれます、ありがたいことです。

10時頃に現地到着し、最初に思った印象「花が少ない……」。

そりゃあそーか、今日で終わりだしよく見ると摘み取り販売もしているようでした。まあ、気を取り直して摘み取りしやすいように区画整理され、きちっと並べて植えてある向日葵の間をカメラ片手にウロウロ。

綺麗に咲いているのを見つけたら、見る角度や高さを変えながらどの位置から見るのが一番綺麗かを探しつつ、背景に何を入れるかも同時に考えます。で、これだってのが決まったらカメラ構えてシャッター切ります。こういう時に重宝するレンズが標準系ズーム(ちょっと長めの)や高倍率ズーム、ほぼほぼそれ1本で事足りるし、いちいちレンズを付け替えなくて済みますし、なにより身軽なので動きやすいのがいいです。

マイクロレンズで花に寄り添うミツバチも鮮やかにチャッチ

せっせせっせと働いていてカメラを近づけても逃げないミツバチがいたので、初めて昆虫の撮影にチャレンジしてみました。ズームレンズは近接撮影が不得手なので、近接専用のマクロレンズに付け替えて近寄ります。
一つ所にじっとしているわけもなく、おまけに意外と動くスピードが早く、ちょっと気を抜くとすぐ視界から居なくなります。こんな時はピントは距離固定にし、カメラを体ごと微妙に前後させてピント合わせるのも一つの手です。

みつばちとひまわり

ひまわりと水滴

ひと通りひまわり畑を歩き終わったので、以前より気になっていた風車へ向かいます。動いていないのは知っていましたが、中が見学できるとは知らなかったので入ってみることに。眼下にあるひまわり畑が見渡せる窓から、窓枠を活かして1枚。

佐倉産の牛乳とお茶生かしたソフトクリーム、豚汁もgood!

もう一度畑内を回るも、新しい発見もなく到着時より人が増えてきたのでちょこっとだけ撮って終了~。
管理棟兼売店の佐蘭花さんでソフトクリームを食べて一休み、何でも佐倉産の牛乳や佐倉茶を使用したソフトクリームだそうで、あっさりとしていて大変美味しかったです!

ここではレンタルサイクルのベースと観光船の乗船券売り場・観光案内所も兼ねているようで周囲の観光紹介リーフレットなどをもらいました。そして向かいにある直売所「マルシェかしま」でリーフレットを見ながら、豚汁をいただきました。美味しかったそうです(息子談)

佐倉ふるさと広場・風車のひまわりガーデン
※今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、佐倉市のひまわりガーデンは中止となっています。

佐倉城址公園のほうに足をのばすと…

国立歴史民俗博物館には数回来たことがありますが、城址公園のほうには寄ったことがないので行ってみることに。息子がGoogleマップで調べると気になる物を発見!「旧佐倉連隊脂油庫」と書かれているが、読み方もわからなければ用途もわからないので、現場で確認することにしました(あいにく写真は撮りませんでしたが……)

…ここではあえて答えを書きませんので、気になる方は足を運ばれることをお勧めします。それ以外にも史跡が多数あったり、池や菖蒲園もあったりするのでのんびり散策するにはいい場所だと思います。

国立歴史民俗博物館のホームページ

くらしを支える草花の庭-くらしの植物苑
苔のじゅうたん、アジサイ、トンボも…被写体の宝庫

最後にくらしの植物苑(有料)を初観覧。入り口入って右手に広がる苔の絨毯(自然に出来たんだろうけど……?)が見事でした。

そのほか植物毎に名札があり、それがどのようにくらしと接していたか等が書かれていて、とても興味深いです。
もしかしたらと期待したハスは見れませんでしたが、黒イトトンボ(正式名は不明、と言うか知識皆無)に出会えたし、そこそこ楽しんだので帰路に着きました。

くらしの植物苑のホームページ