【ステイin千葉を楽しもう!】第8回 千葉市都市緑化植物園 一年中楽しめる都会の花園。100種類が咲き誇る市民バラ園は必見

冬が来る前の、小春日和の日差しがとっても優しい季節です。紅葉狩りにドライブ…といいたいところですが、今年はなかなか身動きが取れません。GO TOキャンペーンで観光地には少しずつ人も戻ってきているようですが、おそるおそるお出かけするぐらいなら近場の青天井を楽しみたい、そんな方にぴったりのスポットをご紹介します。今回は“都会の花園”、千葉市都市緑化植物園です。

今回も、当法人の常任理事・元千葉県がんセンター看護局長の大西眞澄さんにお花、野草の写真とともにご案内いただきたいと思います。草花の写真からは、花を愛する優しいお気持ちがあふれています。

第8回 四季折々の花に出逢える植物園の隠れ家―千葉市都市緑化植物園
都川遊歩道の終着点、バラと野草と鳥たちと戯れる憩いの場

「千葉市都市緑化植物園」は、千葉市中央区星久喜町にあります。正門は、東金有料道路の東千葉ICの右側に位置し、南門側は星久喜中学校に隣接しています。四季折々、園内随所でさまざまな花々に出会える隠れた穴場的存在の植物園です。都川遊歩道の終点近くですので、ウオーキングの途中に度々訪れています。

9月下旬には、赤と白の彼岸花が見事に群生して咲いていました。池には鯉が泳いでおり、人の気配で寄ってくるのは、きっと餌をあげる人たちがいるからでしょう。水面にヒガンバナの赤が映り、ホトトギスの花も咲いており、かつらの木の近くのベンチに腰掛け、ゆったりした時間を過ごしました。

白ヒガンバナの群生

秋の里山の風景
鳥たちと野草と戯れる豊かな時間

この池には、いろいろな鳥たちも飛んできて、バードウォッチングも楽しめます。カワセミやセキレイ、シジュウカラ、カルガモ、ときにはアオサギも。野草園などには、ヤブミョウガやカリガネソウ、イヌショウマ、アザミ、ツリフネソウなどの秋の花々が咲き競っていました。黄色いヒガンバナと言われるシヨウキズイセンもちょうど見ごろでした。

 

約100種、700株のバラ園
市民ボランティアによる丁寧な管理に支えられ、咲き誇る

「千葉市都市緑化植物園」の見どころは、何といっても「市民バラ園」でしょう。ここは、市民ボランティアの方々が協力して管理しているところで、約100種、700株のバラが鑑賞できます。 バラの開花は5月と10月です。市民バラ園以外の場所でも、バラのトンネルや庭園に色とりどりのバラの花が咲き、芳香が漂っています。

ボランティアによる丁寧な手入れがされている市民バラ園

素敵な名前のバラも…

都市緑化植物園には市民バラ園のほかにも、随所にバラが植えられています。外国の庭園に訪れたかのような異国情緒あふれる空間もあります。珍しい名前の品種も植えられていて、名前とバラの花の様子を見比べるのも楽しみの一つです。皇室ゆかりのバラもありますよ。

日本庭園には水琴窟、ミッキーマウスの花もお目見え
ここは、知られざるディズニーリゾート?!

「催し物広場」の一角に、「日本庭園」があり、ここに「水琴窟」があります。私が柄杓で水を流して聞いたときは、ちょっと音が小さかったですが、見逃しがちなところではないでしょうか。また、「温室」もあり、なかなか見る事ができない花々が咲いています。たとえば、ミッキーマウスの花とか、トビシャガとか初めて見ました。さらに、「ハーブ園」もあり、見所がたくさんです。

ミッキマウスに見えますね! ミッキーマウスの木

トビシャガ

 

 

「千葉市都市緑化植物園」のホームページでは、「植物園ダイアリー」や「花ごよみ」などの情報が見られます。こちらからご覧ください。また、「千葉市都市緑化植物園ムービー」(You Tube)で、園内やバラ園の様子を見る事ができます。