【ステイin千葉も楽しもう♪】印西市・吉高の大桜、樹齢300年を超える圧倒的な立ち姿を仰ぎ見る。
世界的なパンデミックに翻弄された約3年の長いトンネルを抜け、少しずつ元の活気を取り戻している2023年の春です。制限なくお花見やお出かけに行けるようになりました。まずは桜の情報からお届けします。
千葉の桜といえば、印西市吉高地区にある山桜の一本木を挙げる方も多いのではないでしょうか。印西市の天然記念物に指定されています。ソメイヨシノよりも一週間ほど遅く開花しますが、満開となる期間が2、3日と短いのが特徴です。
千葉市の写真家、飯田隆志さんの写真とエッセイでお送りします。
満開の大桜
カメラ3台で狙う
今年の桜はどこに撮りに行こうか、近隣で知ってるところはだいたい撮ったので、たまには違う所で撮りたいなと思っていたところにSNSから情報が飛び込んできた。印西市吉高地区に樹齢300年を超え、樹高10メートル以上のヤマザクラ。ちょうど今が見頃だという。しかも2~3日しか見頃時期がなくすぐに葉桜になってしまうとのこと。奇遇にも日曜日、これは行かねばならぬとカメラを用意し、いざ出発!!
因みに今回用意したカメラは贅沢にも3台。そのうち1台は小さいミラーレス機で補助的な立ち位置として用意しました。後の2台は望遠系ズーム、標準形ズームという豪華装備をそろえました。重いけどいちいちレンズ付け替えなくて済むから混雑が予想される現場では便利です。
では出発です。国道51号を成田方面へと進み、京成酒々井駅・順天堂大横を通り印旛中央公園を目指します。予想はしていたけれど、目的地手前の交差点から酷い渋滞にはまりました。動くのを待っている間、手持ち無沙汰だったのでミラーレス機で公園手前のレストランを撮ってみる。青空と桜と菜の花が見事なコントラストです。
長い順番待ちを経て、ようやっと車を停めここからは歩きで約20分の道のり。途中県道12号線沿いの桜から花びらが散って慌てて一枚撮影。桜舞う写真は実はこれ初めて。慌てて撮ったから構図もなんも考えてないけど、街角スナップとしては有りかな?
京成線を跨いだあたりで脇道にそれ、ちょっと先にある庚申塔がある交差点を右へと進むのですが、長閑な田舎道て感じで歩いていてもとても気持ち良いです。
さて、目的地近くの丁字路につきました。手前に畑が見える位置で他の方々が撮ってる隙間に入り込み、目の前の菜の花を入れ撮影。桜にピント合わせたのと菜の花に合わせたのと2パターン。
ピントの合わせ方を工夫すると…
ファインダーに入り切らない圧倒的なボリューム
そしてコラムを書くにあたって、地図と睨めっこして気づいたのですが、どうも入り込んだ場所は青面金剛蔵を祀ってある場所だったそうで…。知らなかったとはいえ罰当たりな事をしてしまいました。ここからは一方通行の周回路になります。桜の前を通過するよう、畑の中に整備された歩道を反時計回りで進みます。近づいてみるとその大きさに圧倒されます、まずは横から一枚。
そして正面へ
横はそこそこ距離があるのと前後に広がっていないためか標準レンズ程度で綺麗に収まりました。しかし、正面はから撮ろうとすると、距離は取れるもののかなり横に広がり広角でも入りきれないです…。また凄い人出だったので、人の姿を写らないようにするのはさすがに無理でした。しかし、人との大きさの対比が桜の大きさを物語っています。桜が背にくるよう振り返ると、菜の花畑の向こうにも桜が数種類咲いていました。
正面から左側へ回り込み、人を避けるために超広角レンズを使ってトライ。トラロープギリギリに立ったのと、トラロープの下から手を差し込んで見上げたのと。こんな時はマルチアングルモニターが活躍してくれます!
大桜を堪能したので帰路に着くことに。期間限定で開いている峠の茶屋の方へ向かい、出たのが大日如来堂正面。そこに並んでいるお地蔵さん達と桜(葉桜になりかけなのが残念…)が良い感じだったので、見たままが写るように一枚。
畑を左に見ながら周回路のスタート視点へ向かいます。途中畑越しに大桜を撮りましたが、ここでもその大きさや存在感が見事です。
菜の花、チューリップ…足元も花盛り
チューリップも綺麗でした!なぜかチューリップを撮りに行くと時期をはずく癖に、こういう時は綺麗に咲いているんだよなぁ。
運が悪いのかな?
大桜とチューリップ、これまた冒頭のように手前ピン合わせと手前ボケと2パターン
今回の締めとして、菜の花に隠れるようにあったカフェでコーヒー飲みながら小休止して家路につきました。
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