【ステイin千葉も楽しもう♪】千葉市若葉区の泉自然公園、春の妖精カタクリに会いに行きます。春の陽光を薄紫の輝きに変える花弁。
天ぷら料理などでおなじみの片栗粉。カタクリという植物の球根から取れるデンプンからできています。カタクリの花って見たことはありますか?春3月頃から6月頃まで可憐な紫の花を咲かせます。春の妖精(スプリング・エフェメラル)とも呼ばれているんですって。千葉は、実はカタクリの分布の南限に当たるそうです。千葉市若葉区の泉自然公園では今が見ごろです。
NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉常任理事の大西眞澄さんの写真とエッセイでお楽しみください。
カタクリの自生地まで歩く
ゆったり穏やかな散歩道
今年も「春の妖精カタクリ」に会いに千葉市若葉区の泉自然公園に行ってきました。ここは国道126号線(東金街道)から少し入ったところで、千葉市の郊外にあたり貴重な自然が保たれている広大な公園です。穏やかな春の陽の中、いずみ橋のかかる池のほとりを散策しながらカタクリの自生地を目指しました。太陽の光が水面に反射しきらきら光る中をカモが泳ぎ、またカメが甲羅干ししているなど時間がゆったり過ぎていました。
カタクリは菖蒲田周辺の斜面に点々と、6枚の花弁を反り返らせ咲き始めていました。花の下から覗き込むように仰ぎ見ると、花芯にくっきり密標(ガイドマーク)が見られました。
氷河期の忘れ物…
千葉はカタクリが分布できる限界(南限)にあたり、“氷河期の忘れ物”と言われています。生育数は約15万株で、その内約4万5千株が花を咲かせるそうです。人影もまばらで久しぶりに自然の中に浸り、日頃身体の中にたまったものが発散されたような感じでした。
ここは四季を通してさまざまな風景が楽しめ、カタクリの他にヤマユリやキツネノカミソリなどの植物や、カワセミなどの野鳥など貴重な動植物に出合うことができます。また、様々な桜が咲き誇り、日本桜名所100選に選ばれているところでもあります。
時期により、広場にキッチンカーが出店し、休憩やお食事に利用できるようです。
Information
泉自然公園公式サイト
入園料:無料 有料駐車場あり