【先端がん医療】令和5年度「先端がん医療研究」助成金 助成対象研究者決定
6件の研究に助成
「先端がん医療研究」助成事業は、がんその他悪性腫瘍新生物に関する研究活動を積極的に行う個人に対して、その活動を支援する事業です。今年は16件の申請応募がありました。うち新規の応募が7件でした。基金運営委員会による審査の結果、6件に対して助成することが決まりました。申請があった16件はどれも素晴らしい研究内容でした。時間をかけて吟味をしながら、今年度助成対象の研究を絞り込みました。
来年度もぜひ多くの方にご応募いただけますと大変ありがたいです。
以下、令和5年度「先端がん医療研究」助成対象となった研究テーマと研究者を記載します。(敬称略)
- 「ナノポアシーケンサーを用いた肉腫に対する統合病理診断」
牧瀬 尚大(千葉県がんセンター臨床病理部) - 「ARIDIA欠損がんにおける分子標的の探索」
藤木 亮次(千葉大学医学部附属病院 がんゲノムセンター) - 「ロボット手術の修練におけるvision trainingの有用性についての研究」
今西 俊介(千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科) - 「Oncologic emergencyによる緊急手術を防ぐための、転移性脊椎腫瘍患者の手術介入に関わる新しいスコアリングの作成とその有用性の検討」
大山 秀平(千葉大学大学院医学研究院 整形外科学) - 「胆膵癌の早期診断・治療薬探索のための分子バーコード技術を駆使した高感度ゲノム解析法の確立」
大山 広(千葉大学医学部附属病院 消化器内科) - 「TPP結合型DNAジャイレース阻害剤によるmtDNA複製阻害を介したがん細胞の増殖阻害」
越川 信子(千葉県がんセンター研究所)