2019.4.14 平成31年度理事会を開きました

4月14日、東京ステーションホテルにて、NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の平成31年度理事会を開きました。竜崇正理事長をはじめ、理事、監事、事務局スタッフなど10名が出席し、今年度の事業計画と予算案について審議しました。

平成31年度理事会の様子

竜理事長は冒頭のあいさつで、「患者さんからの浄財で成り立っている団体であることを再確認し、患者さんの気持ちに寄り添ったがん医療の発展と、千葉県がんセンターを中心とする病院での治療活動、患者さんを支えられる団体であり続けたい」と話しました。

審議を通じて、今年度も、患者さんが食べやすく美味しい食事の提案「ケアフード事業」をはじめ、がん先端医療研究の助成事業や、患者会・サロン活動のサポート、骨・軟部腫瘍研究基金の運用、千葉県がん患者大集合やがん予防展などへの参加などの事業を精力的に行っていくことを確認しました。

また、意見交換では、がん医療や周産期医療をはじめとする千葉県の医療分野がまだまだ発展、充実の余地があるとの指摘がありました。行政側とともに県民の代表である県会議員がもっと高い意識を持って千葉の医療分野の充実を考えてほしいとの意見も挙がり、今後、県会議員一人ひとりに丁寧なインタビューや聞き取りを行って、一般市民にも分かりやすいかたちで示す機会を設けたいとの提案もありました。

理事会後は、ケアフード事業で指導、協力をいただいている石原雅弘シェフによるケアフードを組み込んだお食事をいただきながらの懇親会が行われました。患者さんの口にも合う新しいケアフードメニューがないか、レシピなども確認しながらいただきました。

石原シェフと一緒に

 

総会は 6月7日(金)

なお、NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の総会は、

日時:令和元年  6月7日(金)17:00~
場所:千葉市文化センター(ツインビル)
総会(会議室1) 17:00~
実績報告会(セミナー室) 18:00~

予定しております。会員の皆様には、追って、事務局より総会のご案内をお送りしますので、出欠等をお知らせいただけますようお願いいたします。

ケアフード・メモ

当日いただいたお料理の中から、ケアフードをご紹介します。

自然薯とウニ

自然薯と白エビのフリット ウニのソース
まるで殻に入った獲れたてのウニをいただいているような見た目ですが、黒い殻部分はふわふわの自然薯にイカ墨で色をつけたとのこと。雲丹の中に食べやすく刻んだエビがあり、口の中でももそもそしないで飲み込むことができます。白い小石と丸い器が、さわやかな海辺の様子を演出していますね。

 

すき焼きのケアフード

すき焼きのケアフード
お肉料理が食べたいのに、固い肉の塊は食べにくいという患者さんは多いのですが、このすき焼きケフードなら安心です。丁寧に煮込んでムース状にした黒毛和牛の上には、白菜やほうれん草の野菜のピュレとソースが乗せられ、それぞれの味を目と舌で味わうことができます。

肉じゃがやすき焼きなど、お肉も野菜も一緒にミキサーに入れてかくはんすることも多い療養食ですが、こうして素材ごとに分けてミキサーすると彩りがきれいになります。ほうれん草の緑色がとても鮮やかです。ご家庭でもぜひ素材ごとにかくはんする手法を取りれてみてください。お料理がぐっとグレードアップします。