海外の著名な研究者招き、高度な医療研究の情報交換
千葉がん国際シンポジウムは、千葉県がんセンターの開設35周年を記念して平成19年度に始まりました。平成19年4月に施行されたがん対策基本法に則り、がん診療連携拠点病院の協力のもと、がん医療の標準化、高度ながん医療の研究・進展、緩和医療などを推し進めることを目的としています。千葉県内のがん医療専門家のみならず、アメリカ、中国、オーストラリアなど海外からも著名な研究者を招いて、発表・意見交換する機会を設けてきました。当NPO法人も第2回から共催するなど、千葉県がんセンター、千葉県内のがん診療連携拠点病院などと協力して開いてきました。
その後、千葉県がんセンターに臨床研究総合センターが開設され、海外との研究交流が進み、国内外の著名な研究者を招いた実績発表、情報交換のシンポジウムが企画されたのに合わせて、当法人も後援、協賛団体として助成をし、サポートを続けてきました。
1、千葉がん国際シンポジウムの主催、後援
【平成20年度】
第2回千葉がん国際シンポジウム(主催)
日 程:2008年11月22日
場 所:ウエルサンピア千葉
内 容:手術のビデオセッション、分子標的治療、免疫療法の研究発表、患者教育や緩和医療の日米比較
など。
参加者:約200人、外国人招待講演者4人
【平成21年度】
第3回千葉がん国際シンポジウム(主催)
日 程:2009年11月28日
場 所:淑徳大学看護学部大講義室
内 容:免疫療法、6大がんの地域連携クリティカルパス、看護ケアセッションなど
参加者:約150人
外国人招待講演者 2人
【平成22年度】
千葉がん国際シンポジウム2010(後援)
「難治性脳腫瘍治療への挑戦!」
日 程:2011年1月15日
場 所:幕張メッセ国際会議場
内 容:脳腫瘍(神経膠腫)をテーマとする特別セミナー、講演
【平成30年度】
千葉がん国際シンポジウム2018(共催)
日 程:2018年6月1日
場 所:ポートプラザ千葉
内 容:免疫チェックポイント治療、発がん物質、ミトコンドリア遺伝子異常、ゲノム医療など
参加者:(外国人招待講演者3人)
2、千葉県がんセンター臨床研究総合センターシンポジウムの協賛
2011年4月に千葉県がんセンター内に発足した臨床研究総合センター主催のシンポジウム開催を後援しました。臨床研究総合センターでは、がん医療の基礎研究部門と臨床部門の連携を促進し、治験や臨床試験の整備を進めることを狙いに、研究者の情報交換、交流を進めています。手術などの外科的な治療のみならず、近年目覚ましい進歩と発展を遂げている化学療法、がんゲノム研究などの分野で著名な国内外の研究者を招き、最先端のがん医療について知見を広げる機会の拡充に協力しています。
【平成25年度】
第3回千葉県がんセンター臨床研究総合センターシンポジウム(助成・協賛)
日 程:2013年12月7日
場 所:千葉県がんセンター
内 容:がん治療最前線・ゲノム創薬と免疫治療
【平成26年度】
第4回千葉県がんセンター臨床研究総合センターシンポジウム(助成・協賛)
日 程:2014年12月13日
場 所:千葉県がんセンター
内 容:診療と研究の接点・臨床研究推進を目指して
3、日中がん研究シンポジウムの後援・協賛
千葉県がんセンターが交流を続けている中国の大学や研究機関とのがん医療を通じた共同研究事業にも助成、後援をしています。医療者同士の共同研究や、その成果を公開する研究交流シンポジウムを開催することで、がんを中心とする先進医療の臨床、研究、教育の進展を推し進めています。NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の多くの会員もこの研究交流事業に参加し、がん医療、看護に関する研究発表を積極的に行っています。
【平成22年度】
千葉県がんセンターと中国・河北医大第四医院の交流事業(助成)
日 程:2010年10月10日~13日
場 所:河北医大第四医院(中国河北省石家庄市)
内 容:研究交流シンポジウム
参加者:千葉県がんセンターから8人
【平成24年度】
第2回日中がん研究シンポジウム(助成・後援)
日 程:2012年5月9日~5月11日
場 所:幕張メッセ国際会議場
内 容:ゲノム解析をテーマに日本、中国をはじめ、アジア各国の研究者が集い、がん研究へのゲノム解
読技術の応用をテーマに発表、討議した。講演、ポスター発表等。
(第1回は2011年に中国・深圳にて開催)
参加者:日本、中国、香港、台湾、バングラデシュなどの研究者、聴衆約250人