【ステイin千葉も楽しもう♪】市原市五井の大宮神社で見た、春の夜の夢。月と藤棚の幻想的なコラボレーションは…まるで「花札」の世界。
前回は市原市ちはら台にある堂坂公園の藤棚をお伝えしましたが、今回も藤のご紹介です。昼間に日影を作り、癒しの空間となる藤棚も素敵ですが、夜にライトアップされ幻想的な雰囲気を醸し出す藤棚も格別です。月と藤の組み合わせ、これって「花札」の世界!今回は夕闇に浮かぶ美しい藤棚を見に行きましょう。写真家・飯田隆志さんの写真とエッセイでお楽しみください。
市原市五井の大宮神社
春の月夜に浮かぶ幻想的な藤棚
日中の藤は結構撮ってきたけどライトアップした藤は撮った事がない。なんでかと言うと、一番有名どころはあしかがフラワーパーク、そして千葉県内だと銚子にあるがいずれも遠い。もっと近くにないのかなと探してたら、見つかりました!市原市は五井にある大宮神社、近いのかと聞かれたら微妙な距離ではあるが個人的には遠いという印象は無い。
つい4日ほど前に堂坂公園の藤を堪能して来たばかりなのに、目新しいことにすぐ飛びつくのはカメラマンの習性か。4月半ば過ぎの日曜日、珍しくカミさんんが夕方6時上がりということで、車で迎えに行ってその足で五井へ。現地到着は午後6時40分。想像していたよりも藤棚は大きかったし、ライトアップすると「ほう!こんなふうに見えるのね」と思ったり。早速カメラを出して撮影開始。最初は感度設定とか手ブレしないかの確認で大雑把に見上げて1枚。
設定としては、絞り優先でISO感度は自動にする。その都度露出補正は必須のようだが、三脚なしで手持ちで撮れそうなのはとても助かる。
夜の藤棚撮影
寄ったり、引いたり…試行錯誤しながら迫る
ちょっと引き気味にして、周りの雰囲気も入れてみた。1枚目は補正なし、2枚目は補正ありです。夜景の写真は周囲が見える見えないでかなり印象が変わるのが面白い。
標準ズームで画面いっぱいに花が来るよう撮ってみた。
ちと迫力に欠ける様な…。望遠ズームに切り替えて寄りで撮ってみる。ライトの当たる向きによってもずいぶんと印象が変わる。
個人的には2枚目の透けてる方が好きかな。お次は広角ズームで思いっきり引いて煽って撮る。
そーそーこれが撮りたかあったのよ。小さめな藤棚ではあるがそれなりに迫力を出せたと思う。
三日月と藤
そしてちょっと欲張って三日月も入れてみた。一枚目が標準ズーム、2枚目が望遠ズームで。
流石に望遠でより気味で撮ったほうが、三日月もそれらしく映るが藤棚と言うより藤の花になるのは致し方ない。最後にせっかく来たのだからと、神社らしいのも撮る。
撮り始めてから終わるまではほんの15分くらいだったが、そこそこ濃い時間が過ごせたと思う。欲を言えば三脚も使ってじっくり撮りたかったかな…、次回に期待しよう。
夜撮影のあるある
カメラキャップの隠れん坊
追記、夕方から夜にかけての撮影ではカメラのキャップ類が黒なのでカバンの中で見失ったりする事が多いです、どうしてカバンも黒でキャップ類も黒いのか、使い勝手が悪いと常々思う…。最近ではカメラバックの梁がカラフルになって来たので、そう言うのを使えば機材の隠れん坊は減るだろうと思うが、適当に中に放り込む私もいけないのよねと反省だけはしている。(長年培った癖は治りそうにないですが…)