令和5年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告
千葉県内で活動するがん患者団体や、患者さんの療養生活やご家族、ご遺族のサポートを行うボランティア団体の活動を支援しています。令和5年度はささゆり会、千葉県オストミー協会、ちばグリーフサポート、タオル帽子の会の4団体を支援しました。(千葉県がんセンター患者サロンは継続支援)
ささゆり会
(助成額 30,000円)
千葉県がんセンター、日本医科大学北総病院、国立病院機構下志津病院に帽子やストーマカバー、尿パックカバーなどを提供しました。国立病院機構下志津病院には、ミトン、布ネーム、洋服を前開きにする加工などのお手伝いにも行きました。千葉県がんセンターでは、器械を持ち運ぶためのバッグの試作品を作成しました。当会としては、少しの工夫で皆様に喜んでいただけるものを作成することができて良かったです。
千葉県オストミー協会(日本オストミー協会千葉県支部)
(助成額 50,000円)
日本オストミー協会千葉県支部は、千葉県社会福祉センター内事務所において、毎週月、水、金及び第3土曜日に「サロン」を設け、オストメイトの悩みや日常生活についての情報交換を行うとともに、電話で様々な相談を受けております。令和5年度のサロン開設日は、3月末までで150日となりました。サロン開設日はピアサポーターの研修を受けた会員が待機し、相談者を待ち受けています。サロンについては、隔月発行の会報で参加を呼び掛けています。会報は主な病院、皮膚・排泄ケア認定看護師、装具店、市町村障害福祉課にも発送し、会員以外のオストメイトにも周知をお願いしています。おかげで会員以外の術後日の浅いオストメイトも時折見えます。毎月1回第4金曜日は主な会員8~10名程度が集まり、様々な問題を話し合っています。
サロンでは同じ仲間が顔を見合わせて雑談するだけで気が休まります。講習会や病院では話せない悩みも気兼ねなく話すことができます。
タオル帽子の会
(助成額 30,000円)
抗がん剤治療による副作用で脱毛に悩む患者さんに、手軽に洗濯できて衛生的な手作りのタオル帽子を会員それぞれの自宅で作製しています。定例会にて検針・袋詰めをして病院に届け、患者さんの元に届けています。感謝の言葉や手紙などをいただいてます。
ちばグリーフサポート
(助成額 40,000円)
・「分かち合い会」は、毎月第2月曜日の14~16時に実施(祝祭日は休み)令和5年は9回開催しました。
・各月別の参加者は、延べ66人でした。
・8月上旬は、台風が近づているとのことで急遽休止したが、お一人訪ねて来られたので、お話をお聞きしました。
同じ立場の人たちが、安心して話せる場所として活動を続けています。