【ステイin千葉も楽しもう♪】梅雨の千葉市都市緑化植物園。紫陽花にはやっぱり雨が似合う。花びらの鮮やかさを引き立てる水滴、レンズの役割も。

2024年の梅雨入りは関東で6月21日頃と例年よりかなり遅かったですね。梅雨入り以降は、やはり、しとしとと降る続く雨や洗濯物の渇きが良くないことが気になる日々。マイナスのイメージを持ちがちな梅雨ですが、この季節に楽しめる素敵な景色が身近にありますよ。千葉市中央区の都市緑化植物園の紫陽花です。今回は、写真家の飯田隆志さんが雨の都市緑化植物園で出会った紫陽花物語をお送りします。

紫陽花に雨が似合うわけ

ずっと前から思っていたのですが、雨と紫陽花はよく似合うなって。実際、梅雨の時期に紫陽花も咲くし、イラストなんかでも雨と紫陽花はセットで描かれることが多い(個人的感想だが)。今年はそこそこ雨が降った日も多かったので、お馴染みの都市緑化植物園へ行ってきました。

撮影当日、朝からシトシトって感じの降り方でちょうど良さそう。カメラ一式車に積んで、例の如くかみさんをちはら台へ送った帰りにちょっと寄り道しました。駐車場に車を停めカメラバック化したウエストバッグをつけ、レンズは最初からマクロレンズくっつけて散歩開始!

駐車場横の木の葉っぱ?の先に水滴がいっぱい付いていてキラキラと綺麗だったのに惹かれ一枚。

さらに水滴がアップになる様に思いっきり近寄ってもう一枚。

ちょっとピン甘かったけど、水滴の中かに周りの物が映り込んでいるのがわかるだろうか…。

園内へ徒歩を進め、最初の十字路は左を選択し市民バラ園の方へ。途中の紫陽花を数枚撮ったが、なんか思っていたのと違う、よくよく見て気付いたのだが花弁に水滴が残らないんだね。だからか雨の日感が少ない。最もこの時は雨が止んでいたのも原因の一つだろうけれど。

そして、薄紫と薄水色のツートーンのがあってあえて分かりやすく花を正面中央に配置した日の丸構図で。水色と紫のグラデーションが分かるかな?周りの葉っぱの水滴がいい感じに雨の日感を醸し出しています。

水滴をまとったアガパンサスも魅力的

ふと潅木見本園の方を見るとアガパンサスがありました。まだ咲ききってないけれど、個人的に水滴がよく似合う花トップ5にいると思います。

これも水滴アップで、水滴がレンズ代わりになっています。

市民バラ園

市民バラ園を覗くとバラがそこそこ咲いていましてね、水滴を纏ったバラも綺麗です。

そういえば春バラの時期だったな、青天時に写真撮りに来ていたおっちゃんがポケットからおもむろに霧吹き取り出しバラにかけて撮ってたっけ。こうやってみると水滴をつけたくなる気持ちも解らなくもないけれど、マナー違反だと思うし、私みたく雨の日に取りに行けばいいのにと思うのよね。皆さんは、どう思いますか?ご意見聞かせていただきたいです。

望遠レンズを使ってみる

話を戻しまして。市民バラ園を出てぐるっと大回りで園内を巡る。正門から見ると奥の方になる野草園に桔梗が咲いていて、近い位置からだと葉っぱとかに埋もれた花しか撮れない…。

ちょうど良さそうなのは反対側向いててかなり距離がある。でも今年は超望遠レンズを手に入れたので、ここぞとばかりに使ってみる。

いい感じに背景がボケてスッキリ仕上がった、拡大するとブレてるのはご愛嬌で。

桔梗を撮り終わった頃から雨が降ってきた。紫陽花によく似た花をつけた木を仰ぎ見て一枚、雨粒が落ちて来てる軌跡が写ってるのが見えるだろうか?

正面入り口に向かって緩い上り坂を、途中周りを見つつゆっくりゆっくり登っていく。そして気になった物は片っ端しから撮影していく、咲きがまばらでアップ多めだがまあいいか。この道は一応両側斜面で片側に集中し紫陽花が植っている、すべて咲きそろったらさぞ見事だろうと思う。上り切ると最初の十字路に出る、右にいけばもう一周なのだがそんな体力もなく、でも素直に帰りたくもなく。左にUターンする形で薔薇のトンネルに入っていく、要は斜面の上から紫陽花が近くに見えるか気になったんだけどね。しっかり近くで見れましたし、なんなら他のもいい感じに撮れた気がします。

いろいろな表情の紫陽花をご覧ください。

雨の中の散歩も、いつもと違う雰囲気楽しめていいですよ。

追記:傘さしての撮影は難易度高いので、レインウエアの使用を勧めます。また、撮影後はカメラやスマホを柔らかいタオル等で拭いて、しっかり乾燥させてくださいね。

Information

千葉市都市緑化植物園 公式サイト