【先端がん医療】「食道がんリンパ節転移の診断、MRI拡散強調像が有効」ー帝京大学首藤先生が英文論文
食道がんリンパ節転移の診断、MRI拡散強調像の活用が有効
MRI活用で、被ばくせずに検査・診断が可能に
帝京大学ちば総合医療センター外科 首藤潔彦先生が研究
論文発表
帝京大学ちば総合医療センター外科の医師の首藤潔彦先生が、MRI拡散強調像を活用した食道がんリンパ節転移の診断をテーマとする英文論文を学術誌「Esophagus」で発表しました。
MRI拡散強調像は新しい画像診断方法として注目されています。首藤先生は、この方法で食道がんのリンパ節転移の有無を検査することで、従来から使われているPET検査と同レベルの精度で転移を確認できることを突き止めました。MRI検査を取り入れることで、患者さんが被ばくすることなく、安心して検査・診断、治療を受けることにつながるとのことです。
首藤先生の論文要旨(和訳)は、PDFをご覧ください。
首藤先生は、NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の会員。当法人では、「患者と家族のがん研究基金」による先端がん医療研究助成事業を通じて、先生の研究への助成を行っています。
論文タイトル
「Diagnostic performance of diffusion-weighted magnetic resonance imaging in assessing lymph node metastasis of esophageal cancer compared with PET」
論文要旨(PDF)