豚肉のエスニック風煮込み
見た目はとろとろのピューレ状ですが、ニンニク、ショウガ、カレー粉などのスパイスをきかせた味付けで、しっかりとした食べごたえがあります。食べやすいのに存在感があり、メインディッシュになります。「メイン」といっても作るのに手間はかかりません。豚肉を軽く炒めてコトコトと煮込むだけ。こっくりとしたお肉のピューレはとろとろの度合いを調節できるので、ご飯やパンにつけるソースとしても使えますよ。
さあ、一緒に作ってみましょう!
材料
- 豚肉 500g
(ばら肉、肩ロースなど油脂分ある部位が適しています。細切れ、薄切り。) - タマネギ 1個(約150g、豚肉の1/3の量)
- ニンニク 1/2片(お好みで)
- しょうが 1/4片(ニンニクの半量ほど)
- ガラムマサラ ひとつまみ(お好みで)
- カレー粉 小さじ1杯
- 白ワイン 50cc(なければ日本酒でもOK)
- チキンブイヨンの素 1~2個
(市販の固形スープの素でOK) - 水、サラダ油
作り方
1. 下準備
- 豚肉を2~3㎝幅に切ります。
- 玉ねぎはくし型、ニンニクとしょうがは薄切りにします。
2. 調理
①フライパンにサラダ油をひいて、ニンニク、しょうがを炒めて香りを出します。豚肉を入れて中火で炒め、肉の色が変わったらカレー粉、ガラムマサラも加えて風味づけをします。白ワインを注ぎ、そのまま炒めながらアルコール分を飛ばします。
②フライパンの中身をすべて鍋に移して、具が見え隠れする程度のひたひたの水を加えます。チキンブイヨン(固形)1,2個を加え、強火にして煮立ったら、アクを取り除きます。落し蓋をして、さらに鍋のふたをして、弱火で30~40分間、コトコトと煮込みます。時々、ふたを開けて混ぜるといいでしょう。
水分が鍋の1/3の量になるぐらいまで煮込みます。水分が早めになくなるようでしたら、途中で水を少し加えてもいいです。
この段階でもお肉が十分やわらかくなっていますので、形が残っている方が食べやすい方、ご家族の方などはそのまま召し上がっていただいてもおいしいですよ。カレーライスや丼ものなどにもアレンジできます。
③十分に煮込んだら火を消し、そのまま冷まして粗熱を取ります。具だけを取り出して、ミキサーに入れます。鍋に残っている汁をおたまに1杯すくってミキサーに入れます。ミキサーのスイッチを入れてみて、うまく回転しない場合は、さらに鍋に残った汁を足していきます。(汁はミキサーが回転するギリギリの量まで抑えましょう。汁が多いと、シャバシャバしたピュレになってしまいます…)
3. 仕上げ
- ミキサーからピュレを取り出し、皿に盛りつけます。
- お好みで塩を加えて、味を調えたら完成です。
そのまま召し上がっても十分おいしいですが、おかゆにかけたり、パスタやパンのピュレなどに加えるとボリュームのある一品になります。トマトのピュレなどをソース代わりに添えて、スプーンで混ぜながらいただくとさっぱりとした味わいになります。
ワンスプーンメモ
- お肉を煮込む際に、ブイヨンスープにリンゴジュースやパイナップルジュースを100cc程度加えると、風味が良くなります。
- このピュレは冷凍で一カ月間は保存できます。