【ステイin千葉を楽しもう!】第12回　八千代市・村上緑地公園で曼殊沙華に出逢う。初秋を彩る艶やかな赤・黄・白の花畑。トイカメラの撮影にも挑戦

今回は、艶やかな曼殊沙華がテーマです。彼岸花という名前でご存じの方も多いと思います。お彼岸の頃、ちょっと物悲しい、センチメタルな気持ちを表す代名詞として知られ、歌の歌詞やタイトルにも登場しますね。私は新美南吉の「ごんぎつね」のお話を思い出します。ただ、曼殊沙華のお花畑を実際に見る機会はなかなかありませんでした。今回、千葉県内で曼殊沙華が一面に咲くスポットがあることを初めて知りました。写真家の飯田隆志さんの写真が見事です。様々なアングルから花をとらえたショットが、妖艶で神秘的な曼殊沙華の魅力を大いに語っています。“トイカメラ”での撮影にも挑戦されたそうですが、“トイ（おもちゃ）”というネーミングからは想像できない味わいのある一枚もお楽しみください。

第12回　八千代市の村上緑地公園で曼殊沙華に出逢った
木漏れ日をスポットライトに、赤、白、黄色で咲き誇る
初秋の一日をゆっくりと過ごせる場所

９月も後半に差し掛かり、あちこちから曼珠沙華が見頃だよと聞く様になった頃のことです。有名なのは埼玉県日高市の巾着田（きんちゃくだ）だけど、遠いよね～と諦めていた時にTwitter仲間から朗報がありました。千葉市からさほど離れていない場所で群生してるとの情報が入り、早速行ってみることに！

目的地は八千代市は村上にある「村上緑地公園」。今回はトイカメラ（中古）のテストも行うことにしました。地図をパッと見た感じでは村上団地のすぐ隣っぽいので、おおよその検討をつけ車を走らせます。案の定、これが間違いのもとで、村上団地に到着したはいいものの公園も案内板すらも見当たらずウロウロと…。コンビニの駐車場でスマホを取り出し、結局ナビに頼ることにしました。コンビニから５分もしなかったので近くにはいた様です。

バス通りを背にして、左端に駐車場があります。公園としては横長（地図で見ると縦長？）な形の公園です。駐車場に車を止め、すぐ隣の広場で目に入ったのは何やら趣のある幹をした木。

近づいてみると「村上七福桜」とありました、これだけ立派なら開花したらさぞ見事なんだろうな～～。

「車を止めたのが左端なら、歩いてりゃそのうち曼珠沙華にであえるべぇ…」とお気楽に考えながら、中心部に向かって歩き始めます。

デジカメとトイカメラで撮り比べる
枯葉がステンドグラスの趣

そして次に目についたのが、これまた何やら趣のある幹をした木、今回の撮影はちょっと前に入手したトイカメラのテストもかねてなので光の向きを考慮し通り過ぎてから振り向いてデジタルカメラの一眼レフとトイカメラで撮影。

: デジタルカメラで撮影

: トイカメラで撮影

何かと慌ただしいというか、忙しい…けれど、これはこれで楽しい!トイカメラ、見た目はレトロですがまだまだ現役です。撮影手順もとてもシンプル。

さらに歩を進めて、ちょっと窪んだところに遊具があり、その側の木（多分トチかな？）がちょこっと紅葉していてまだ暑いけどしっかり秋は来ているんだな～と実感させてくれました。振り仰いで太陽光に透けさせるとステンドグラスっぽく見えたので、その雰囲気を生かしてみました。

視線の先に赤い曼殊沙華
光と影の絶妙なバランスが、ベストショットを生み出す

窪地から数歩上がったあたりから、視線の先に赤い花が見え始めます！目的地に到着しました！！
時期が少々早かったためか、他所の群生地みたいにしっかり手を入れてないのかは不明ですが、ちょっと疎らかな。でも、色んな種類を植えているらしく赤・白・黄色と色とりどりの曼珠沙華が迎えてくれました。あれこれ撮って来たのでお楽しみいただけると幸いです。