2021.4.15 当NPO法人 設立10周年記念誌「あゆみ」を発行しました。平成~令和時代、がん医療の進展と患者さんを支える様々な活動記録
NPO法人 医療・福祉ネットワーク千葉
平成19年8月設立、がん対策基本法の施行がきっかけ
がん医療の進展と、患者さんに寄り添うケアの実現が目標
NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の発足10周年を記念して、これまでの活動を振り返る記念誌「あゆみ」を発行しました。平成19年8月の立ち上げ以来、千葉を中心にがん医療の進展と、患者さんやご家族に寄り添った治療やケアを進めることを理念にして、様々な活動を企画・展開してまいりました。その活動は、先端がん医療の研究助成、患者会や患者サロン活動のサポート、療養食の普及を通じた治療生活の支援、東日本大震災時の医療支援と多岐にわたります。「あゆみ」では、18のテーマに分け、写真などもふんだんに使いながら一つひとつ紹介しています。関わってくださった方のエッセイも掲載しています。
記念誌の冊子をお分けしておりますので、ご希望の方は当法人事務所までお電話、メール等でご連絡ください。会員の皆様には、こちらから郵送、お手渡ししております。ぜひお手に取ってみてください。
3本の柱を指針に活動を展開
① 患者さんが地域で安心して治療を続けられるように
② 医療者が自信と誇りを持って治療にあたれるように
③ そして、患者さんと医療者をつなぐ
NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉は、平成19年8月に発足しました。その年の春、患者立法と言われた「がん対策基本法」が施行され、がんの適切な標準治療の確立と、患者さんの気持ちや声を反映したがん対策を進めていくことが法的にも支えられることとなりました。当NPO法人では、時を同じくして千葉県がんセンターを中心に起きた千葉県独自のがん対策条例の制定への大きなうねりを受け継ぎながら、がん対策基本法の根底に流れているスピリットを一つひとつ具現化する「実働部隊」として動きをスタートさせました。
活動の理念として掲げたのは、次の3つの柱です。一つ目は、すべての患者さんが地域で安心、納得してがん治療を続けることができるようにすること。二つ目は、医療者が自信と誇りを持って治療にあたり、よりレベルの高い治療法の確立と研究に打ち込むことができるようにすることです。さらに、患者さんと医療者をつなぐ、互いの思いや考えを共有できるようにすることも柱に加えました。
活動の柱を打ち立てたと言っても、それだけにこだわるだけではありません。社会情勢、自然災害など私たちの身の回りで起きることに臨機応変に対応し、その都度、患者さんやご家族へのサポートや支援が必要なところに可能な限りの力を注いできたというのが実際です。
「あゆみ」、デジタル版でも公開
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