令和4年度 患者会・患者サロン活動支援助成事業 活動報告
千葉県内で活動するがん患者団体や、患者さんの療養生活やご家族、ご遺族のサポートを行うボランティア団体の活動を支援しています。令和4年度はささゆり会、千葉県オストミー協会、NPO法人支えあう会α、アイビー千葉の4団体を支援しました。
ささゆり会
(助成額 30,000円)
助成金をいただきまして充実した活動を行うことができました。今年度は今までの提供した病院に加えて「国立がんセンター東病院」に帽子50枚、「県立こども病院」に帽子30枚やそのほかのケアグッズを提供させていただきました。イベントを徐々に行うことができて啓蒙活動も行うことができ、病院だけでなく個人の方々にもケアグッズを提供することができました。会員も3名増え、活発な活動を継続していきたいと思っています。「コロナ」の状況を見ながら、病院と密な意見交換を行い、必要な方に必要なケアグッズを提供していきたいです。現状に満足することなく、患者様がストレスを感じない快適な生活が送れるようなグッズを常に考えて実践していきたいです。グッズを新たに提供できる病院も探して協力していきたいです。
千葉県オストミー協会(日本オストミー協会千葉県支部)
(助成額 30,000円)
千葉県オストミー協会(日本オストミー協会千葉県支部)は、千葉県社会福祉センター内事務所にて週3回サロンを設けて、オオストメイトの悩みや日常生活について情報交換を行うとともに、電話での様々な相談を受けております。令和4年度のサロンの開設日は令和5年3月末までに150日になりました。
サロン開設日にはピアサポーターの研修を受けた会員が待機しており、相談者を待ち受けております。サロンについては隔月発行の会報で参加を呼び掛けています。会報は主な病院、皮膚・排泄ケア認定看護師、装具店、市町村障害福祉課へも発送し、会員以外のオストメイトにも周知をお願いしております。おかげで会員以外の術後日の浅いオストメイトの方も時折患者サロンに参加されます。毎月1回第4金曜日は主な会員8~10名程度が集まって様々な問題を話し合っています。サロンは同じ仲間が顔を合わせて雑談するだけで気が休まります。病院などでは話せない悩みも気兼ねなく話すことができます。
NPO法人 支えあう会「α」
(助成額 40,000円)
2022年度も新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、多くの活動が休止、もしくは従来の形を変えての実施となりました。しかし、徐々に対面での活動を再開させようと2回の連続講座と一部のサロンはオンライン、対面併用で実施しました。ホームページのリニューアルも行った。
アイビー千葉
(助成額 50,000円)
創立40周年記念行事に合わせて患者体験記を作成するにあたり、会員に原稿を募ったところ19名から投稿があった。編集委員による編集会議を経て、患者体験記とアイビー千葉および代表を32年間務めた齋藤とし子氏のこれまでの記録をまとめた冊子「ひだまり」が完成した。令和4年11月13日に開催された記念講演会において参加した会員には配布し、それ以外の会員や顧問医等関係先、県内の拠点、協力病院へは12月発行予定のニュースレターに同封して送付した。
アイビー千葉創立40周年記念行事と発行記念誌「ひだまり」の内容について記した記事はこちらから見ることができます。