ニンジンのピュレ
身体を内側から温めてくれる根菜類。その代表がニンジンです。ゆでて、ミキサーにかけるだけですが、その甘さに思わずほおも緩みます。仕上がりの色も鮮やかなオレンジで、見ているだけでほっこり気分になります。このニンジンピュレがあれば、ニンジンプリン、スープにもアレンジできますので、多めに作ってストックしておくことをおすすめします。
材料
- ニンジン 3-4本(約500g~1kg)
- 塩 ひとつまみ
- ローリエ 1枚
作り方
1. 下準備
① ニンジンは皮をむいて厚さ1㎝のイチョウ切りにします。
2. 調理
② 厚手の鍋にニンジンを入れ、水をひたひたになるように注ぎます。ローリエと塩も入れて落し蓋をし、さらに鍋の蓋もして火にかけます。
③沸騰したら、弱火にしてやわらかくなるまで煮ます(20分程度)。時々、ニンジンが焦げていないか鍋を確認してください。早い段階で水分がなくなってしまったら、水を少し足してください。
水気がなくなるまでニンジンを煮詰めることで、ニンジンの味をぎゅっと閉じ込めます。味も濃くなるので、最初に塩を入れすぎないようにしましょう。
④ ニンジンを1,2片取り出して、かんでみてやわらかいと感じたら、鍋の蓋を取ります。中火~強火にして水がほぼなくなるまで煮詰めます。ローリエを取り出し、しゃもじで軽くつぶします。火を止めて、粗熱が取れるまで10分間ほどそのまま冷ましましょう。
⑤ニンジンをミキサーに入れてかくはんします。ニンジンの量が多い場合は、2,3回に分けてミキサーにかけましょう。ニンジンのかたまりが多く、ミキサーなスムーズに回らない場合は、大さじ1杯程度の水を加えて回しましょう。
3. 仕上げ
⑥ なめらかになったら、器に盛りつけて完成です。
ピュレの上に生クリームを少したらすと、おしゃれに仕上がります。口当たりもなめらかになります。ぜひお試しを。
ワンスプーンメモ
- ニンジンピュレは、冷凍で1カ月は保存できます。味付けしていないので長持ちします。使いたい時は、自然解凍か電子レンジで温めます。冷凍保存したものは、加熱すればなめらかさが戻りますよ。
- ニンジンを煮込む時に、ハチミツ、シナモン、オレンジの皮、レモンのスライスなどを加えると、様々な風味のピュレができます。いずれもほんの少し加えるのがコツです。ピュレにしてから、お好みに合わせて、砂糖を加え甘みを足してもいいです。
コラム 患者さんのお食事学
~千葉市はニンジンの一大生産地~
ニンジンのお話。千葉市はニンジンの生産では有名で、収穫量でみると市内では一番たくさん取れる野菜なのです。春夏ニンジンと秋冬ニンジンの2タイプがあり、秋冬ニンジンは若葉区や緑区を中心に栽培された露地ものが多く出回ります。地元でできた旬のものを地元で味わう「地産地消」がブームですので、甘味たっぷりのニンジンをぜひたくさん味わってください。