生活習慣病、非アルコール性脂肪性肝炎治療の臨床研究に着手。千葉県がんセンターを含む県内8医療機関が連携。
肝臓がんの引き金ともなる脂肪肝炎。中でも非アルコール性脂肪性肝炎は、アルコールの過剰摂取ではないのにコレステロールが蓄積されて脂肪肝となり、肝臓が硬くなって、肝硬変から肝臓がんへと進む生活習慣病です。当法人では、「非アルコール性脂肪性肝障害を合併する脂質異常症患者に対するエゼチミブの有用性」(研究代表者・竜崇正)をテーマに、千葉県がんセンターをはじめ県内8医療機関との共同研究に取り組みます。肝臓がんの予防、生活習慣病の治療にもつながる検査や治療データの蓄積を進めます。
2012年1月19日、千葉市のホテルグリーンタワー幕張にて、共同研究のキックオフミーティングを開きました。研究代表の竜崇正氏(NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉理事長)のあいさつの後、千葉県がんセンター診療部長の山口武人氏がプロトコールを説明しました。
研究は、千葉県がんセンターをはじめ、君津中央病院、ちば県民保健予防財団、川鉄千葉病院、亀田総合病院、千葉社会保険病院、千葉中央メディカルセンター、最成病院などの医療者との共同で行います。血液検査データなどを都度タブレットなどに登録するなどデータの蓄積と分析の効率化も図ります。
研究期間は、2011~2013年度の予定。