2009.2.19 市民公開シンポジウム「安全と医療確保の街づくり」を開催 医療施設の連携を強化する「医療クラスター」構想を提案。「千葉県の医療を考える会」発足

市民公開シンポジウム「安全と医療確保の街づくり」
医療崩壊を防げ!
医療施設同士が連携、限られた医療資源を有効に活用
医療クラスター構想について考える
「千葉県の医療を考える会」発足

低医療費政策と医師や看護師の流出により、日本の各地で医療崩壊が顕在化しつつあり、千葉県においても状況は同じです。このような情勢の中、個々の病院の努力では対応に限界があります。現存する医療施設同士が支えあい、連携しあっていくことで、限られた医療資源を有効に活用することが問題解決策の一つと考えます。

今回は、国立がんセンター院長土屋了介氏の「医療クラスター構想」をメインに、医療連携をテーマとして千葉県の医療を支え、発展させ、どのように県民のいのちと健康を守るかを一般県民の方々と共に考えるために、この市民公開シンポジウム「安全と医療確保の街づくり」を開催しました。併せて、「千葉県の医療を考える会」も発足。シンポジウムには、医療者、県会議員、一般市民ら204名が参加しました。

日時:2009(平成21)年2月19日(木)18:30~21:30(開場18:00)

場所:ホテルプラザ菜の花 3階大会議室 「菜の花」
千葉市中央区長洲1-8-1 TEL043-227-4649

プログラム

・あいさつ
「千葉県の医療を考える会」発起人代表 千葉県医師会会長 藤森宗徳氏

・基調講演(18:30-20:00)
(1)「医療クラスターの提案」国立がんセンター中央病院院長 土屋了介氏
(2)「安心と医療確保の街づくりー幕張を例にー」早稲田大学特命教授 伊藤滋氏
(3)「光ファイバーネットワークによる千葉版医療クラスター」千葉県がんセンター長 竜崇正

・パネルディスカッション(20:00-21:30)
基調講演に対する質疑応答とともに、参加者及びネットやメールで受けた千葉県の医療に対する意見や要望について討論。

・対象者:医療関係者、一般県民(先着180名様)参加費無料

・主催:千葉県の医療を考える会
・後援:千葉県、千葉市

・「千葉県の医療を考える会」発起人:
特定非営利活動法人医療・福祉ネットワーク千葉理事長 崎山樹
特定非営利活動法人千葉医療研修ネットワーク理事長・千葉大学学長 齋藤康
千葉県医師会会長 藤森宗徳
千葉県歯科医師会会長 岸田隆
千葉県看護協会会長 松永敏子
千葉県薬剤師会会長 麻生忠男
千葉市医師会会長 伯野中彦
千葉大学医学部附属病院院長 河野陽一
千葉県がん診療連携拠点病院協議会会長 竜 崇正
全国自治体病院協議会千葉県支部長・旭中央病院院長 吉田象二
日本病院会千葉県支部長・柏戸病院理事長 柏戸正英
千葉県外科医会会長 佐藤裕俊
千葉県がん患者団体連絡協議会会長 齋藤とし子
前成田市長 小川國彦
元千葉大学学長 磯野可一
東京大学医科学研究所先端医療コミュニケーションシステム 上昌弘
(敬称略 順不同)