「千葉県がんサポートブック」第4版が発刊、治療に伴う脱毛や皮膚の変化とケアについて掲載

「千葉県がんサポートブック」第4版
がんの治療生活に役立つ情報満載

がんと診断された時や、治療を進める時に羅針盤となる手引書「患者必携 千葉県がんサポートブック」の第4版が発行されました。がん治療が受けられる医療機関や相談窓口、医療費や療養生活に役立つマメ知識が満載の一冊です。千葉県健康福祉部健康づくり支援課と千葉県地域統括相談支援センターが作成しました。(第4版 2021年3月発行)

脱毛、皮膚や爪の変化とケアを重視
患者さんが自信を持って治療を進めるために

第4版では、特に抗がん剤などの薬物療法や放射線治療による脱毛や皮膚、爪の変化など外見(アピアランス)のケアについて新たに加筆されています。外見の変化は、患者さんの心に大きく影響します。良好な人間関係のや自分らしい生活を整え、少しでも前向きな気持ちで治療を続けるためにも、外見のケアはとても大切なことです。がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターで気軽に相談が受けられます。

また、お口の中のケア(口腔ケア)についても記載されました。薬物療法により、口内炎などができて口の中のトラブルに悩む患者さんも多いのですが、治療前後に口腔内のケアを適切に行うことで軽減されたり、予防することが可能となります。

ちばがんなび 千葉県がんサポートブック第4版(PDF)

QRコードで、詳しい情報をすぐに確認できる

初版は平成25年に発行されており、今回は第4版となります。千葉県にお住まい、千葉県内の病院で治療をされている方にとって身近な地域での情報に特化して掲載しています。随所にQRコードも添えられており、スマートフォンなどを使えば、さらに詳しい情報をすぐに得ることができます。

各種がんの患者さんによる体験記も掲載されています。患者さんが持つ不安や悲しみ、支え合う家族や仲間の存在などご自身の言葉で語りかけるように書かれており、勇気づけられます。

チーバくんが表紙を飾り、全ページカラーで読みやすいレイアウトです。薄いので、バッグにいつも入れて置くのも良いでしょう。

千葉県のがん情報サイト「ちばがんなび」もチェックを

千葉のがん医療や生活支援、患者会などの情報をワンストップで閲覧できるサイト「千葉県がん情報 ちばがんなび」もおすすめです。「ちばがんなび」では、このサポートブックのPDF版をダウンロードできます。

ちばがんなび