流動食を美しく、おいしく食べる提案
療養中こそ食事を楽しんで!

がんなどの病気を患うと、「おいしいものが食べられない」「まずくても栄養を摂って、早く治さなきゃ」「食べる楽しみがなくなってしまった」といった思いを抱く方も多いのではないでしょうか。病気になったら、食べる楽しみはあきらめるしかない。仕方がない。そんな考えが根強く残っていると思います。

それに異を唱えたのが当NPO法人の「ケアフード事業」です。病気だからこそおいしいご飯を食べて、元気になって、人生を生き抜く英気を養うことが大事だと考えました。できる限り口から食べることを続けてほしい。味わい、においを楽しみ、素材のうまみをじっくりと感じてほしい。家族や友人と食卓を囲む楽しい時間を大事にしてほしい。などなど、たくさんの願いを込めてレシピを開発し、試食会などを開いてきました。

フレンチレストランのシェフの協力を得て、レシピ開発

ケアフード

ケアフードの開発は2010(平成22)年に始まりました。当時、東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモント「フォーグレイン」の石原雅弘料理長(現在は東京ステーションホテル総料理長)が、フランス料理の手法を生かして、ピュレやムース、ジュレなど喉ごしの良い状態にアレンジした柔らかいフレンチコースを手掛けているのを耳にしました。そして、医療者や患者さんと一緒にレストランに出向いて、のどごしが良く、美味しく召し上がっていただける食事について、石原シェフから新しい視点や調理法を教えていただいたのがきっかけです。その後も、レストランに何度もお邪魔し、食材の特徴や調理法を教えていただきながら、がん患者さんにも食べやすい食事とはどんなものかを考え、レシピの開発を進めてきました。

ガスパチョ

例えば、新鮮なトマトや洋ナシなどは生のままミキサーにかけます。ニンジン、ゴボウ、レンコンなど固い根菜類や繊維質のキノコは素材ごとにやわらかく煮込んでからミキサーにかける。肉は香りのよい野菜と一緒に炒め煮してからかくはん。魚はすり身にして蒸す…といった調理方法です。お皿に盛り付けた際に、素材ごと調理したものであれば、色も鮮やかでバリエーションに富み、見た目も美しい一皿に仕上げることができます。

レシピを増やしていく中で、患者さんのケアフードについての感想や反応も知りたいと思い、千葉県がんセンターや国立がんセンター東病院、千葉県がん患者大集合、がん予防展で、ケアフード試食会を開催しました。患者の皆さんが参加する調理実習やレシピ本の発刊などにも取り組みました。石原シェフだけでなく、千葉市若葉区のフレンチレストラン「シェケン」の山口賢総料理長にも協力をいただき、ケアフードの商品化にも乗り出しました。

試食会で患者さんの食事の悩みを聞いています

試食会などのイベントでは、がんを患い、抗がん剤治療や放射線治療を受けている患者さんがどのような副作用に悩まされているのか、食事に不都合を感じていることはあるか、どんな食事であれば食べやすいか、どんな味はおいしいと感じるか…などのアンケート調査を行い、分析しました。そして、シェフをはじめ医師、看護師、栄養士の方にもアドバイスをいただきながら、患者さんの治療の状況やニーズに合った食事メニューやレシピに改良しました。

ケアフードは、がん患者さんだけでなく、小さなお子様の離乳食や、ご高齢の方の食事としても美味しく召し上がっていただけることも分かってきました。だれが食べても飲み込みやすくおいしいお料理ですので、ぜひご家族みんなで同じメニューを味わっていただき、食卓でのコミュニケーションを楽しんでいただきたいと考えています。今一度、ケアフードを通じて、日々の「食事」について考えていただき、食べること生きることが楽しみとなるような前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。

簡単!飲み込みやすい!
流動食×フレンチ の おいしいレシピを掲載中

「退院したらどんな食事を作ったらいいの?」「抗がん剤治療中は、あまり料理もする気になれない…」など様々な疑問や不安にもお答えできるケアフードの簡単レシピをご紹介します。いわゆる流動食のような食事も、見た目もきれいに、そして美味しく召し上がっていただけるレシピですので、ぜひ皆さんもトライしてみてください。

ケアフードのレシピ集

これまでのケアフード研究・普及活動

 

 

【平成24年度】

・千葉県オストミー協会による「食」テーマの研究発表

平成23年度先端がん医療研究助成での研究発表

「食物とオストメイトの生活の質向上」

 

・千葉県オストミー協会「オストメイトにやさしいケアフードランチの会」

日 時:2012年6月9日

場 所:ホテルメトロポリタンエドモント「フォーグレイン」

内 容:千葉県オストミー協会による食事研究の結果をもとに、石原シェフがオストメイトにやさしい

ケアフードランチを提案。会員の皆さんを招いた食事会を開催。オストメイトの食生活の悩みや

不安を共有し、生活の質向上に向けて情報交換を行った。

参加者:20人

【写真㉑、㉒】

 

・2012年6月末 ホテルメトロポリタンエドモント「フォーグレイン」閉店

石原雅弘シェフが、東京ステーションホテル総料理長に。

当法人のケアフード事業にも引き続きご協力いただけることになった。

 

・第2回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時:2012年7月26日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(トマトシャーベット、トウモロコシの豆腐仕立て、パプリカのムース、メロンのジュレ)

参加者:500人

読売新聞、NHKニュース845、NHKワールドニュース(英語)で取り上げられた。

【写真㉓、㉔】

 

・千葉県がんセンター栄養科による入院食へのケアフード導入の研究がスタート

平成24年度先端がん医療助成事業として千葉県がんセンター栄養科が、素材ごとにミキサーにかけて盛り付けるなどのケアフードの手法を入院食にも取り入れる方法について研究を始動。当法人の試食会などにも協働いただきながら、患者さんの療養生活と栄養摂取を支える病院食の充実に向けて取り組んだ。

 

・神奈川県立がんセンター関係者による千葉県がんセンター訪問、ケアフード試食

日 時:2012年8月9日

場 所:千葉県がんセンター

内 容:千葉県がんセンター栄養科による「ケアフードと病院栄養管理の連携について」の紹介後、

ケアフードの試食会を行った。

 

・NHKニュースおはよう日本(首都圏版)の取材・放送

日 時:2012年8月22日朝、放送

内 容:「ケアフードでがん患者の食をゆたかに」

千葉県がんセンターでのケアフード活動、シェケンでのレシピ開発の様子、竜先生のインタビュ

ー、患者会の皆さんとの意見交換の様子、患者さんの自宅でのケアフードづくりの様子などを撮

影いただいた。放送後は多くの問い合わせ、レシピ冊子発刊やケアフード商品化の要望が寄せら

れた。【写真㉕】

 

・夏のシャーベット祭りin睦沢

日 時:2012年8月27日

場 所:介護老人保健施設・睦沢の里

内 容:山口シェフが実演講師となり、老健入所やデイケアを利用する高齢者にケアフードを楽しんで

いただいた。嚥下困難、義歯、認知症などで思うように食事ができない高齢者にも食事を楽しむ

きっかけとなった。リハビリや介護者の負担軽減にもつながることが分かった。

アンケート調査も実施

(トマトのシャーベット、トウモロコシの豆腐仕立て、ニンジンのピュレ)

参加者:100人

【写真㉖、㉗】

 

・千葉県がん患者大集合2012での試食会

日 時:2012年9月2日

場 所:京葉銀行文化プラザ

内 容:山口シェフを実演講師に招いたケアフード試食会

(豚肉の八角煮とニンジンジュレの二層仕立て、紫イモのムース)

参加者:200人

【写真㉘、㉙】

 

・順天堂大学浦安病院でのケアフード食事会

日 時:2012年10月13日

場 所:順天堂大学浦安病院

内 容:患者さんやご家族、職員を対象としたケアフードの試食会と講演会

山口シェフを実演講師に招いての試食・講演

(鶏肉ムースとトマトのジュレ、エビと白身魚のムース、ニンジンのジュレ、ホウレンソウのジ

ュレ、パンのムース、ゴボウのピュレ、カボチャのピュレ、洋ナシのシャーベット)

参加者:70人

【写真㉚、㉛】

 

・シェケンによるケアフード商品化へ協力スタート

シェケンがケアフードの商品化、販売に乗り出すこととなり、患者さんの声を反映した商品づくりにしたいとのことで当法人が情報提供とアドバイスをした。平成25年4月、そごう千葉地下の「シェケン」での販売を目標にメニュー開発、試作、試食を繰り返した。千葉県がんセンター職員、患者会の皆様にも協力いただいた。商品案内作成にも取り組んだ。

 

・千葉県がんセンター発行の「がん患者さんのためのレシピと工夫」への寄稿

「ケアフードで患者さんの笑顔を増やす―フレンチのシェフとの開発」スタッフ・風間ゆり子

平成25年3月初版発行

【写真㉜】

 

・首都圏ケア研究会での試食会・講演

日 時:2013年2月8日

場 所:東京都中央区日本橋の浜町区民館

内 容:スタッフ・風間ゆり子による講演とケアフード試食会

「患者さんとご家族を笑顔にするケアフード―栄養投与からごちそうへ」

参加者:20名

 

 

 

・千葉県がん診療連携協議会でのケアフード試食会

日 時:2013年2月23日

場 所:プラザ菜の花

内 容:がん診療連携拠点病院の関係者へのケアフード試食会、アンケート調査

(ホウレンソウ、カボチャのピュレ、筑前煮ムース、エビと白身魚のムース、リンゴのピュレ)

参加者:100人

【写真㉝】

 

・千葉県がんピアサポーター養成研修会でのケアフード試食会

日 時:2013年2月24日

場 所:千葉県がんセンター

内 容:がんピアサポーターを目指す受講生にケアフードを味わっていただいた。アンケート調査

(ホウレンソウ、カボチャのピュレ、筑前煮のムース、エビと白身魚のムース、リンゴのピュレ)

参加者:70人

 

・千葉県がん対策推進計画(平成25~29年度)にケアフードの開発・普及が盛り込まれる

患者さんの生活支援策として、千葉県がんセンターが取り組んでいる「食と栄養トータルケア」、抗がん剤などによる副作用に悩む患者さんやオストメイトなどに適したケアフードの開発と普及について盛り込まれた。

 

・ケアフードレシピ集「患者さんとご家族を笑顔にするケアフードレシピ~基本編~」を発行

試食会などで要望の多かったケアフードのレシピ本発行について答えるかたちで作成、発行。患者さんやご家族が自宅でも簡単に作ることができるシンプルでおいしいケアフードを10品厳選して掲載した。

栄養計算等は千葉県がんセンタ―栄養科の協力を得た。調理のこつや、食材についての豆知識も盛り込んだ。執筆・風間ゆり子(全ページカラー・22ページ)

2013年3月発行、印刷・さくら印刷

【写真㉞】

 

・千葉県オストミー協会の「食」をテーマとする研究への協力(2年目)

平成23年度に引き続き、平成24年度先端がん医療研究助成で、千葉県オストミー協会が取り組んだ研究「ケアフードを活用したオストメイトの食生活改善」に協力。オストメイト2000人を対象とする食事アンケート調査を実施。イレオストミー(回腸ストマ)、コロオストミー(結腸ストマ)、ウロオストミー(尿路ストマ)などの疾患別に調査。日常の食事管理にも踏み込んで、オストメイトの食生活改善と生活の質向上を模索した。研究結果をもとに、オストメイトに適したケアフードメニュ―を開発、調理実習を行った。

 

ケアフード調理実習

日 時:2013年3月28日

場 所:千葉市ハーモニープラザ

内 容:千葉県オストミー協会会員によるケアフード調理実習と試食、アンケート調査

山口シェフに監修・講師を依頼

(コンソメジュレ、紫キャベツと赤ピーマンのムース、ワカメのゼリー寄せ、ホワイトアスパラ

ガスのムース、サツマイモとヨーグルトのムース、卵白の淡雪仕立て、筑前煮ピュレなど)

参加者:30人

【写真㉟、㊱】

 

【平成25年度】

・4月、フレンチレストラン「シェケン」によるケアフードの商品化、販売スタート

当NPO法人とのコラボレーションで開発したメニュー8種類の販売。

(1セット6個入り、25g/個の食べきりサイズ)

そごう千葉、渋谷ヒカリエのシェケンにて販売。

(牛肉のしぐれ煮、筑前煮、カボチャ、白身魚と海老、ホウレンソウ、パン、ニンジン、リンゴのピュレ)

【写真㊲、㊲-2】

 

・千葉県立病院就職説明会でケアフード試食会

日 時:2013年4月20日

場 所:幕張メッセ

内 容:千葉県がんセンターのブースにて、就職相談や説明の合間にケアフードの試食を提供した。

 

・千葉県がんセンター栄養科による「病院食ミキサーケア食の改善について」の研究発表

平成24年度先端がん医療研究助成での研究発表

「がん治療や病期により食形態が制限される患者さんの食事内容についての検討」

 

・京葉喉友会による「喉摘者に食べやすい食事について」の研究への協力

喉頭がんなどの患者さんは、手術後の後遺症で、咀嚼力が落ちてかむことが難しくなったり、麺類をすすれない、熱い汁などを冷ますために息を吹きかけることができないなどの悩みを抱えている。また、わさびやスパイスの辛さを鼻から逃がすことができないため、味付けにも制限がかかる。喉友会で食に関するアンケート調査などを行い、喉摘者に合った食事を考えた。

 

・第3回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2013年7月25日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(マンゴーシャーベット、ヨーグルトムース、紫イモムース)

同日、千葉県がんセンター内の売店にてケアフードの販売を試行的に実施した。

購入者には当法人発行のケアフードレシピをプレゼント。

参加者:550人

読売新聞、日本経済新聞に取り上げられた。

【写真㊳、㊴】

 

・フレンチレストラン「シェケン」にて、ケアフードコースの提供開始

患者さんも高齢者もご家族でレストランでの食事を楽しめるようにと、前菜からメインデッシュ、デザートまでピュレやムース、ジュレなどのケアフードでそろえたコースを考案。3000円で提供。

【写真㊵】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2013年9月14~15日

場 所:八千代市のイオンモール八千代緑が丘

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードに関する展示やパンフレットの配布、

がん治療中の食事の提案などを行った。

【写真㊶】

 

・フレンチレストラン「シェケン」によるケアフードコース商品の発売開始

山口シェフが「やさしいフレンチ」と題したケアフードのフルコースを考案。当NPO法人も協力した。プリンカップで食べやすい量に小分けしたスタイルが特徴。高齢者や患者さん、ご家族から注目を集めている。お見舞いの品としてもニーズが高い。そごう千葉、渋谷ヒカリエで店頭販売するほかインターネットの冷凍食品としても販売。(パプリカ、ブロッコリーのムース、マッシュルームのフラン、カボチャのスープ、柔らかハンバーグ、木苺のムース、パンのムース)

毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、千葉日報に取り上げられた。

【写真㊷、㊸】

 

・「石原シェフと一緒に楽しむ、ケアフードランチin東京ステーションホテル」

日 時:2013年11月18日

場 所:東京ステーションホテル アトリウム

内 容:ケアフード考案の石原シェフ(東京ステショーンホテル総料理長)を囲んで、オリジナルのケアフードメニューを患者さん、ご家族、医療者に味わってもらった。家族がみんなで同じテーブルで食事を楽しみ、治療にも前向きになれるきっかけとなった。準備したケアフードは25種類。フレンチのみならず、和風や中華風のメニューも取り入れ、ケアフードにアレンジしたものと、通常のものを食べ比べできるように調理いただいた。自宅でも作ることができるメニューとレシピの紹介、石原シェフによるお話、ステーションホテル見学なども喜ばれた。アンケート調査も実施。

(茶豆のムース、白菜とベーコンのクリーム煮、スモークサーモンレモンソース、蒸し鶏のごま風味s-ス、手作り豆腐青のりソース、海老の天ぷら、カブと白みそのホックリスープ、極上プリン…など)

参加者:80人

【写真㊹、㊺、㊻、㊼】

 

・江戸川区葛西健康サポートセンターでケアフード試食会・講演会

日 時:2014年1月28日

場 所:江戸川区葛西健康サポートセンター

内 容:山口シェフを講師として招いたケアフード試食会と講演会

風間によるケアフードの特徴とNPO活動説明、レシピ紹介

(ブロッコリー、マッシュルーム、紫イモムース、エビと白身魚のムース、苺のムース)

参加者:病院や介護施設、保育園の栄養士50人

【写真㊽】

 

・千葉県がんセンター4階レストランにてケアフード試食会

日 時:2014年3月20日

場 所:千葉県がんセンター4階レストラン

内 容:4階レストランのメニューとしてケアフードを提供できないか検討した。

シェケンによるケアフードコース料理の提供をシュミレーション

【写真㊾】

 

【平成26年度】

・患者さんとのケアフード食事座談会「がん患者さんのお食事学」を開催

日 時:2014年4月10日

場 所:フレンチレストラン「シェケン」

内 容:ケアフードを取り入れた食事をしながら、がん患者さんお食事にかかわる悩みや不安、工夫など

についてざっくばらんにお話いただいた。がんの種類によっても、食事に関する課題は様々。

自分たちが実践している調理の工夫や食べ方などについて情報交換した。

(NHKによる取材、収録も兼ねた)

【写真52】

 

・NHK総合首都圏ネットワークの取材・放送

日 時:2014年4月11日放送

当NPO法人のケアフード活動について取り上げられた。その後、多くの問い合わせをいただき、がん療養中の食事についての相談、レシピ冊子の要望などが寄せられた。

 

・京葉喉友会による「喉摘者に食べやすい食事について」の研究発表

平成25年度先端がん医療研究助成での研究成果を発表

喉頭摘出後の後遺症や放射線・抗がん剤等による治療の影響による味覚異常、嗅覚減退、食欲減退等による悩みを聞き取った約300人のアンケート、聞き取り調査の結果、ケアフードを取り入れた喉摘者の食事についての検討結果を示した。

 

・専門誌「臨床栄養」にケアフードが取り上げられる

石原シェフと鍋谷圭宏千葉県がんセンター消化器外科部長の対談「フレンチに学ぶケアフードの技と心」

 

・第4回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2014年7月3日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会

ケアフードの商品化に協力している五葉フーズスタッフもサポートで参加

(トマトシャーベット、紫イモのメレンゲ風、オクラのジュレ仕立て)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。アンケート調査

参加者:350人

NHK国際放送(英語WorldNews)に取り上げられた。

【写真㊿、51】

 

・TBS「あさチャン」の取材・放送

日 時:2014年8月26日朝放送

山口シェフが出演し、ケアフードについて実演・紹介した。当NPO法人も活動の様子を撮影した写真や情報を提供した。

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2014年9月13~14日

場 所:千葉市のイオンモール幕張新都心ファミリーモール

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。

(トウモロコシとヨーグルトムースの二層仕立て200食)

【写真53、54】

 

・患者さんとのケアフード食事座談会「がん患者さんのお食事学 第二弾」を開催

千葉県オストミー協会の皆さんと

日 時:2014年10月30日

場 所:フレンチレストラン「シェケン」

内 容:ケアフードを取り入れた食事をしながら、がん患者さんお食事にかかわる悩みや不安、工夫など

についてざっくばらんにお話いただいた。第二回ではオストメイトの皆さんから、食事に関す

る課題を聞き取りした。

【写真55、56】

 

・ちば県民保健予防財団広報誌「けんこうCiba」新春号にケアフードレシピを掲載

美味採食「のどごしサラリ お雑煮のピュレとおしるこ」

【写真_お雑煮ピュレ】

 

・メディケアフーズ展2015の専門セミナーに参加

日 時:2015年1月28日

場 所:東京ビッグサイト

内 容:特別セミナー・パネルディスカッション「これからのCareFood(介護食)御馳走」

パネリストとして石原シェフ、竜理事長が登壇

【写真57、58】

 

・ケアフード「やさしいフレンチ」の会員プレゼント企画(2~3月)

当NPO法人会員向けに、シェケンから販売を開始したケアフードコース「やさしいフレンチ」の試食品を無料配送、プレゼントした。会員全員が試食会に参加することが難しいため、ご自宅で味わっていただき、ケアフードへの意見、感想をいただいた。

 

【平成27年度】

・千葉県がんセンター4階売店にてケアフードの常時販売を開始(4月)

シェケンのケアフードから5品をセレクトして、個別に販売をスタート。千葉県がんセンター4階の売店に冷凍庫を設け、常時購入できるようにした。1品270~370円

(柔らかハンバーグ、ブロッコリーのムース、紫イモのプレッセ、パンのムース、木苺のムース)

【写真59、60】

 

・シェケンが手軽に購入できるワンコインケアフードの販売を開始(6月)

メインディッシュと温野菜、サラダ、デザートなどを組み合わせた小分けタイプのケアフードセットを500円(ワンコイン)で購入できるセットを作り、そごう千葉、インターネットで販売した。

(ハンバーグとパン、野菜のムースセット、白身魚とパン、野菜のムースセット、オクラとワカメのジュレ、トウモロコシジュレ、木苺のムースセットの3種類)

 

 

 

・第5回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2015年7月2日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(トウモロコシとヨーグルトの二層仕立て、パイナップルと木苺のシャーベット)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。

参加者:350人

【写真61、62】

 

・そごう千葉でケアフードの紹介

日 時:2015年8月7日

場 所:そごう千葉

内 容:地産地消の推進イベントの中で、シェケンの山口シェフによる「ケアフード」の講演会と試食会

を実施。当NPO法人も参加、協力した。

【写真63】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2015年9月5~6日

場 所:木更津市のイオンモール木更津

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。

(カボチャとヨーグルトのムース二層仕立て200食)

【写真64、65】

 

・ちば県民保健予防財団広報誌「けんこうCiba」新春号にケアフードレシピを掲載

美味採食「心も体もあったまる タラのミルク煮」

【写真タラのミルク煮】

 

【平成28年度】

・「フレケア食」など3名称を商標登録(6月)

がんなど療養中の患者さん、高齢者の方に食べやすく飲み込みやすい食事を、当NPO法人が試食会や普及活動を進めやすいように3件を商標登録した。「フレケア食」「フレケアフード」「フレンチケア食」。

美味しい食事を通じて、「ふれあい」を深め、みんなで思いを共有できる親しい「フレンド」な関係を醸成するきっかけとなるように名付けた。

【写真66】

 

・第6回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2016年7月14日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(カボチャとヨーグルトの二層仕立て、パイナップルとトマトのシャーベット)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。アンケート調査。

シェケンの冷凍ケアフード「やさしいフレンチセット」「ワンコインケアフードセット」などの

購入希望者に、当NPO法人が送料を負担するサービスを開始、PRした。

参加者:350人

【写真67、68】

 

・料理雑誌オレンジページによる新雑誌「おとなの健康」でケアフードの連載がスタート(8月~)

2016年8月号~2017年11月号まで、全6回

当NPO法人にオレジページの編集者から問い合わせがあったのを機に、取材を続け、試食会などにも参加いただく。高齢者や療養者が食べやすく、作りやすいケアフードのメニューをオレンジページの視点で独自に考案し、発信した。

【写真69】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2016年9月3~4日

場 所:柏市のイオンモール柏

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。

(紫イモとヨーグルトムース二層仕立て200食)

【写真70、71】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「お月見イベント」でケアフードデザート提供

日 時:2016年9月15日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会が毎週木曜日午後にティーサービスを行っているのに合わせ、ケアフード

のデザートを入院患者さんに提供した。病室にお邪魔して、デザートの説明、感想などを聞いた。

お見舞いのご家族も一緒に味わっていただいた。

(紫イモとヨーグルトムースの二層仕立て30食)

【写真72】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「緩和クリスマス会」でケアフードデザート提供

日 時:2016年12月22日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、クリスマスイベントに合わせてケアフードのデザート

を入院患者さんに提供した。(イチゴのムース、マロンのお菓子仕立て30食)

【写真73】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「ひな祭り」でケアフードデザート提供

日 時:2017年3月2日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、ひな祭りイベントに合わせてケアフードのデザート

を入院患者さんに提供した。

(菱餅風カラームース三層仕立て30食)

【写真74】

 

【平成29年度】

・第7回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2017年7月6日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(紫イモとヨーグルトムースの二層仕立て、オレンジとレモンのシャーベット)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。

参加者:350人

【写真75、76】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2017年9月2~3日

場 所:佐倉市のイオンタウンユーカリが丘

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。

(紫イモとヨーグルトムース二層仕立て200食)

【写真77、78、79】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「お月見イベント」でケアフードデザート提供

日 時:2017年9月28日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会が毎週木曜日午後にティーサービスを行っているのに合わせ、食べやすい

ケアフードのデザートを入院患者さんに提供した。病室にお邪魔して、デザートの説明、感想な

どを聞いた。

(トウモロコシとヨーグルトムースの二層仕立て30食)

【写真80】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「緩和クリスマス会」でケアフードデザート提供

日 時:2017年12月21日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、クリスマスイベントに合わせ、食べやすいケアフード

のデザートを入院患者さんに提供した。

(キイチゴのムースとブランマンジェのクリスマスケーキ30食)

【写真81】

 

・市民グループ「金平糖」の「食と健康連続講座」でケアフードの講演

日 時:2018年2月10日

場 所:千葉市鎌取のコミュニティ広場・みんなの家

内 容:がん患者さんをはじめ医療福祉の現場で働く方を支える活動をする金平糖のワークショップに

てケアフードについて講演。試食会も行い、素材の味を生かした食べやすいケアフードについて

知っていただく機会となった。

参加者:15人

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「ひな祭り」でケアフードデザート提供

日 時:2018年3月1日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、ひな祭りイベントに合わせてケアフードのデザート

を入院患者さんに提供した。

(イチゴのムースとブランマンジェ二層仕立て30食)

【写真82】

 

・千葉県がんセンターの地域緩和ケア研修会でケアフードの試食会

日 時:2018年3月10日

場 所:千葉県がんセンター

内 容:介護福祉従事者や医療者を対象とする緩和ケアの勉強会の休憩タイムにケアフードを試食いた

だいた。介護現場での食事提供、介助の悩みなどを聞き取り、レシピの提案などを行った。

参加者:50人

 

 

 

【平成30年度】

・千葉県立保健医療大学でケアフードの講演会

日 時:2018年5月31日

場 所:千葉県立保健医療大学

内 容:社会福祉学の授業「患者や家族のQOL向上を支える社会資源~ケアフードの取り組みを知ろう」

の中で、学生を対象に風間が講演を行った。「患者さんとご家族を笑顔にするケアフード」

 

・第8回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2018年7月5日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(マンゴーシャーベットとブランマンジェ、枝豆と豆乳のムース二層仕立て)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。

参加者:350人

【写真83、84】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2018年9月1~2日

場 所:銚子市のイオンモール銚子

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。

(サツマイモムースとリンゴピュレの二層仕立て200食)

【写真85、86】

 

・カンナ・ナーシングホームかわどでのケアフード試食会

日 時:2018年10月27日

場 所:小規模多機能型居宅介護カンナ・ナーシングホームかわど

内 容:高齢のご利用者やご家族にケアフードを試食いただき、食事についての悩みや不安を聞き取り

した。介護をするご家族の気持ちに寄り添い、少しでも楽しい食事の時間を過ごせるようアイデ

アを提案した。アンケート調査も行った。

(紫イモとヨーグルトの二層仕立て、トウモロコシとヨーグルト二層仕立て)

参加者:30人

【写真87】

 

・中央介護福祉専門学校にてケアフードの講演会・試食会

日 時:2018年11月12日

場 所:千葉市中央区の中央介護福祉専門学校

内 容:介護福祉士を目指す学生を対象として、風間が講演。高齢者や療養者の食事の悩みや不安、疾患

別にどのような食事が食べやすく、飲み込みやすいかを紹介した。当NPO法人が取り組んでい

るケアフード活動についても触れ、医療者や患者さんと協働しながら開発してきたケアフード

のメニューなども示した。

(トウモロコシとヨーグルトムースの二層仕立て)

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「緩和クリスマス会」でケアフードデザート提供

日 時:2018年12月20日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、クリスマスイベントに合わせ、食べやすいケアフード

のデザートを入院患者さんに提供した。

(キャラメルとイチゴムースのクリスマスケーキ30食)

【写真88】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「ひな祭り」でケアフードデザート提供

日 時:2019年2月28日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、ひな祭りイベントに合わせてケアフードのデザート

を入院患者さんに提供した。

(菱餅風カラームース三層仕立て30食)

【写真89】

 

【令和元年度】

・第9回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター

日 時2019年7月4日

場 所:千葉県がんセンターふれあい広場

内 容:山口賢シェフを実演講師に招いたケアフードの試食会、アンケート調査

(濃厚トマトとパイナップルノシャーベット、イチゴブランマンジェのカモミールジュレ添え)

同日、千葉県がんセンター緩和ケアセンターでも試食会を行った。

参加者:350人

【写真90、91】

 

・がん予防展に参加・出展

日 時:2019年9月7~8日

場 所:館山市のイオンタウン館山

内 容:後援団体として当NPO法人のブースを設け、ケアフードの試食会、展示、食事相談を行った。

がん治療中の食事の提案などを行った。台風接近で、8日は終了を1時間程度早く切り上げるこ

ととなった。

(カボチャとヨーグルトのムース二層仕立て200食)

【写真92、93】

 

・中央介護福祉専門学校にてケアフードの講演会・試食会

日 時:2019年12月2日/2020年2月3日

場 所:千葉市中央区の中央介護福祉専門学校

内 容:介護福祉士を目指す学生を対象として、風間が講演。高齢者や療養者の食事の悩みや不安、疾患

別にどのような食事が食べやすく、飲み込みやすいかを紹介した。試食も行った。

(紫イモとヨーグルトムースの二層仕立て/トウモロコシとヨーグルトのムース二層仕立て)

 

・当法人設立10周年記念「患者さんに人気だったデザート」の会員プレゼント企画(1月)

NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の設立10周年を記念して、これまでのケアフード試食会などで患者さんから人気を集めたケアフードデザートを4品選び、会員向けに無料配送した。シェケンが製造。会員全員が試食会に参加することが難しいため、ご自宅で味わっていただき、ケアフードへの意見、感想をいただいた。

【写真94、95】

 

・千葉県がんセンター緩和ケア「ひな祭り」でケアフードデザート提供

日 時:2020年2月278日

場 所:千葉県がんセンター緩和ケアセンター

内 容:ボランティア光の会のティーサービス、ひな祭りイベントに合わせてケアフードのデザート

を入院患者さんに提供する予定だった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため中

平成23年度

  • 7月28日

第1回夏のシャーベット祭りin千葉県がんセンター
日 時:2011年7月28日
場 所:千葉県がんセンターふれあい広場
内 容:石原シェフを実演講師に招いたケアフード試食会、アンケート調査
ニンジン、トマト、パイナップルのシャーベットの盛り合わせ
レシピ「日本の夏の食卓をケアフードで」の作成・配布
参加者:350人
※雑誌「ヘルスケアレストラン」に取り上げられました。
当日のリポート

  • 9月4日

千葉県がん患者大集合2011にて試食会
日 時:9月4日
場 所:京葉銀行文化プラザ
内 容:石原シェフを実演講師に招いたケアフード試食会
パスタのピュレ、トマト、ホウレンソウ、キノコソース添え
参加者:200人
当日のリポート

  • フレンチレストラン「セレナ・デ・ナチュラーレ」でケアフード食事会

日 時:2011年11月19日

場 所:千葉市中央区の「セレナ・デ・ナチュラーレ」

内 容:千葉県がんセンターの患者さんのご家族がオーナーを務めるフレンチレストランで、

阪口善則シェフが新たに考案したケアフードコース「ピュアラインフレンチ」の食事会

アンケート調査

参加者:20人

【写真⑯】

 

・国立がんセンター東病院で試食会

日 時:2011年11月21日

場 所:柏市の国立がんセンター東病院

内 容:国立がんセンター東病院主催のケアフード試食会に協力

石原シェフを実演講師に招き5品を提供した。

(牛肉の白ワイン煮込み、ニンジン、ムラサキイモ、ホウレンソウのピュレ、

洋ナシのシャーベット)

参加者:50人

【写真⑰、⑱】

 

・ケアフードランチパーティー・試食会の共催

日 時:2011年12月10日

場 所:フレンチレストラン「シェケン」

内 容:ケアフードの商品化を視野に向けたメニュー検討、試食

株式会社メディケア・キッチンとの共催

参加者:20人

【写真⑱-2】

 

 

 

・ケアフードのおせち料理の開発に協力

株式会社メディケア・キッチンとシェケンによるケアフードおせち料理の開発に協力。

・オストメイトのためのWeb版ストーマ外来「Stoma Care」に当法人のサイト「ケアフードレシピ」へのリンクコーナー開設

 

・医療情報誌「暮らしと健康」(保健同人社)による記事掲載

「食べる喜びを再び!流動食フルコース フレンチレストラン「フォーグレイン」」の中でケアフードと当法人の活動も取り上げられた。

(2012年1月号)

 

・医療雑誌「集中」による取材・記事掲載

「おいしさ分かち合うケアフードの心」

(2011年12月号、2012年1月号)

 

・千葉県オストミー協会の「食」をテーマとする研究への協力

平成23年度先端がん医療研究助成で、千葉県オストミー協会が取り組んだ研究「食事とガス、においの関係、オストメイトの食生活改善」に協力。大腸がんなどの患者さんが、腸閉塞のリスクやガス、便通の管理などを余儀なくされ、繊維質の多い野菜を控えたり、においの強い食材は避けていることが多い。オストメイト400人を対象とする食事アンケート調査を実施し、結果から分かった食事の悩みを分析。オストメイトが食べにくいなどの悩みに思うことの多い食物繊維や海藻類、ガスの元になる食材を中心にケアフードにアレンジするレシピを作り、調理実習を行った。

 

ケアフード調理実習

日 時:2012年2月18日

場 所:千葉市のハーモニープラザ

内 容:千葉県オストミー協会会員によるケアフード調理実習と試食

石原シェフに監修、講師を依頼

(イカ、ワカメ、エビ、カブ、豚肉、ゴボウ、レンコン、ニンニクのピュレなど)

参加者:30人

【写真⑲、⑳】

 

 

 

平成22年度

  • 5月

平成22年度通常総会にて、患者さんが治療中でも食事を楽しむことができるように「ケアフード研究開発・普及事業」を事業計画に盛り込むことを決ました。患者さんの食事に関する悩みや不安、課題をていねいに聞き取り、ニーズに合うものを開発し普及することで、QOLの向上につなげていくことを決めました。

  • 5月29日

医療者や患者さんとのケアフード試食会
場所:ホテルメトロポリタンエドモント「フォーグレイン」
内容:石原シェフ考案のピュレやムースなど柔らかくアレンジしたフレンチコース「ムニュ・ド・ナチュレル」の試食
治療中のがん患者さんの食事についての意見交換、悩み、不安、要望などの聞き取り。
参加者:15人(医師、看護師、栄養士、がん患者さんなど)
当日のリポート

  • 7月26日

千葉県がんセンター・特別企画セミナー「患者さんと家族を笑顔にするケアフード」
日 時:2010年7月26日
場 所:千葉県がんセンターテレビ会議室
内 容:ケアフードの試食会、アンケート調査
石原雅弘シェフを招いた講演会、パネルディスカッション
ニンジン、タマネギ、牛肉の赤いワイン煮込みピュレ
参加者:80人
※読売新聞千葉版に取り上げられました。
当日のリポート

  • 9月5日

千葉県がん患者大集合2010で試食会
日 時:2010年9月5日
場 所:京葉銀行文化プラザ
内 容:石原シェフを実演講師に招いたケアフード試食会
ニンジン、ゴボウ、豚肉のエスニック煮込みピュレ
参加者:300人
※NHK総合「首都圏ネットワーク」に取り上げられました。
当日のリポート

  • 10月28日

千葉県がんセンター患者サロンでの試食会
日 時:2010年10月28日
場 所:千葉県がんセンター
内 容:ケアフードの試食会
(玉ねぎ、ニンジン、サツマイモ、豚肉のエスニック煮込み、パン)
参加者:30人
当日のリポート

  • 「市民のためのがん治療の会」会報誌・ホームページに竜理事長寄稿(2010年11月10日付)

シリーズがん治療の今「おいしくて食べやすい食事ケアフードの普及を目指して」

  • 12月8日

患者さんとみんなで楽しむケアフードクリスマス会
日 時:2010年12月8日
場 所:ホテルメトロポリタンエドモント「フォーグレイン」
内 容:ケアフードのビュフェ
一つのメニューで通常の食事とケアフードにアレンジした場合の食べ比べ
(野菜、肉類、魚介類、パン、雑炊、スイーツなど50種類)
患者さんとの意見交換会、アンケート調査
参加者:70人
※産経新聞、がんサポートに取り上げられました。

  • 2011年2月19日

TBSラジオ「堀尾正明PLUS!」の中で放送されました。