【ステイin千葉も楽しもう♪】柏市のあけぼの山農業公園。春の穏やかな光と鮮やかな色のチューリップを楽しむ。お花畑を撮影するコツも伝授。

千葉県柏市のあけぼの山農業公園。都市農業の活性化を目的に、「緑と水のアメニティーゾーン」として平成6年に開園しました。1.2ヘクタールの広大なお花畑が見事です。春には赤、白、黄色、ピンク、紫…とグラーデションを描くチューリップ畑が楽しめます。風車も配され、オランダかベルギーにでも旅をしたような気分を味わえますよ。皆さんも、そう、「フランダースの犬」のパトラッシュになった気持ちで、お花畑を駆け回ってみませんか!

あけぼの山農業公園の春の風景を、写真家・飯田隆志さんの写真とエッセイでお伝えします。フィルムカメラやコンパクトデジカメ(コンデジ)、デジカメの一眼レフなど3種類のカメラでのお花畑撮影のコツ、一緒につかんでいきましょう。

千葉県柏市・あけぼの山農業公園で花と遊ぶ
チューリップの表情を撮る

今回はフイルムカメラ(ニコンF3)とコンパクトデジタルカメラ(コンデジ・ニコンクールピクスS620)とデジタル一眼カメラ(デジイチ・ニコンD600)の3台でチャレンジ。上の様に書くとなんかニコンの宣伝やってるみたいですが、決してその様な事はなくてコンデジに関してはたまたま安くて良さそうなのがニコンだったんです。大きいカメラに関しては昔っからニコンを使っていて、理由はとにかく頑丈で壊れにくかったのとレンズマウント(本体とレンズの接合部)が変わらないのでデジタルに移行しても古いレンズ資産が活かせたからというのが使っている理由です。今回の様に2種類の本体を使い分ける時もレンズが共有出来るのは、荷物が少なくなって良いですよ。

さて、長くなった前置きはこれくらいにして本編へと進みましょう。あけぼの山農業公園に到着。迷う事なく布施弁天裏の臨時駐車場へ停め、目的地の花畑へと歩きます。最初に取り出したのはフイルムカメラの方で、いつもの機動性重視の高倍率ズーム(広角~望遠まで)のを使います。私は歩きながらカメラやレンズを取り出したり、レンズ交換したりすることが多かったのですが、落として壊すこともあるのでて、そういう事はしない様気をつける事にしました(実は今年最初にレンズを落とし壊しましてね……)

お花畑を撮るコツ
茶色の通路部分が隠れるように撮影

到着し最初に思ったのが「人が多い……」

そして「茶色が多いかも……」。きれいに区画整理されて色とりどりのチューリップが咲いているのは予想通りなのですが、色毎に区画が分かれていて間に見える地面(多分通路)がそこそこ広い。

中央の円形部分周辺はその形状なので仕方ないとしても、そこそこ近くで立ったままの目線だと通路が目立ってしまう。そこでそれを回避するために、膝をつくくらいまで姿勢を低くしたり、通路が隠れる様に斜めの構図を撮ります。

これはスマホでもコンデジでも同様ですので参考にしていただければと思います。

しかし、これだけ人が多いとなかなか思った様に撮れない…。人が映らない様には撮れない…。花畑での撮影はこれくらいにし、前回入らなかったふるさと広場の方へと歩いていきます。花畑の方から見ると、奥に向かって縦長になっていまして、どうもそっちが正面入り口らしいです。

チューリップの様々な表情を撮る

歩道脇に咲いているチューリップを撮りながら正面入り口の方へゆっくり歩きます。この辺からフイルムカメラメインからコンデジメインにしてみます。(コスト優先モードとでも名付けましょうか?)

低いところに花があるチューリップ
寝そべって撮影すると…

気が付けば正午も過ぎ太陽が上の方に。そして温室前に並んでいたチューリップが光が透けていて良い感じです。ただ、ご存知の通りチューリップって意外と低いところに花があって下からあおって撮るとなると、寝そべるかモニターも見ずに勘で撮るかになります。今回はコンデジを使い、勘に頼って撮ってみました!意外となんとかなる様でと思いきや、2枚目にしっかりと指が入っていました!やっぱり手抜きはダメですね…。

フィルムカメラ VS コンパクトデジタルカメラ

赤いチューリップと、八重の水仙ですが、フイルムとコンデジで撮り比べてみました。

フィルムカメラで撮影

コンパクトデジタルカメラて撮影

風車のある風景

風車のある水辺も憩いの場です。羽根が水面を鏡にして写り込んでいます。

一長一短でどっちが良いとかはそれぞれの好みの問題かな~。その後帰る途中で水面に映り込んだ風車を撮ったり、カラスノエンドウを撮ったりして帰路につきました。

あけぼの山農業公園ホームページ