【連載・チーバくんのがん情報局】⑤千葉県がんセンターpart1 竜崇正センター長に突撃インタビュー

がん対策基本法制定記念
連載・チーバくんのがん情報局
⑤千葉県がんセンターpart1
竜崇正センター長に突撃インタビュー

チーバくん:まずは、都道府県がん診療連携拠点病院でもある千葉県がんセンターに行ってみようと思うんだ。みんなも一緒に来る?

さあ、千葉県がんセンターについたよ!さっそく中に入ってみよう。

建築家の評価も高い千葉県がんセンター
40年前に建設、デザインも機能も斬新

(2008年連載当時の千葉県がんセンター建物です)


ここは、国立がんセンター、愛知県がんセンターに続いて日本で3番目のがん専門病院として約40年前にオープンした病院なんだって。建設当時はこの赤レンガのデザインも斬新で、しかも造りも機能的で、建築家の間でも注目された病院だったんだって。さっそく中に入ってみよう。

クンクン…。なんだかコーヒーの良い香りがするなぁ。あれ、ロビーには街中で良く見かけるスターバックスコーヒーのカフェがあるよ。それにゆったりした音楽もかかっていて、なんだか病院にいることを忘れそうな雰囲気だね。

コーヒーは後にして、いきなりだけどセンター長の竜崇正先生に会いに行くよ。ちょっと…いや、結構…怖いけど突撃インタビューだ!

竜崇正先生に突撃インタビュー
千葉県がんセンターが都道府県がん診療連携拠点病院に指定されている理由(わけ)

チーバくん:竜先生、はじめまして!

竜崇正センター長:あ、もしかしてチーバくん?千葉県がんセンターによく来てくれたね。がん診療連携拠点病院のことを調べているんだって?よもやま博士から聞いているよ。まあ、座りなさいよ。

チーバくん:そうなんです。今日はいろいろ教えてください。千葉県がんセンターは「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されているんですよね。

竜先生:そうです。都道府県がん診療連携拠点病院って、他の都道府県ではどんなところが指定されていると思う?調べてみると分かると思うけれども、大学病院が担っているところが多いんですよ。でも、千葉県は、千葉県がんセンターが指定されている。千葉には、千葉大学医学部附属病院という有名な大学が近くにあるよね。でも、千葉県がん対策審議会での話し合いを重ねて、千葉県がんセンターが引き受けることになった。これは実はすごいことなんだよ。もちろん、その責任も重いし、果たすべき役割、事業も山ほどある。でも、千葉では、千葉県がんセンターを中心にもっと前から、がん医療について全国に先駆けて先進的な治療研究や患者さんやご家族に寄り添うような取り組みが進められていたから、いざ、がん対策基本法ができて、診療連携拠点病院の指定などが行われて病院間の連携や役割の拡大が求められても、もスムーズに取り組める土壌が整えられていたんだ。

チーバくん:千葉ってそんなにすごいの?

竜先生:そうだよ。そして、ここ2~3年、私ががんセンター長になってからの話が中心になるけれども、様々なことがあったんだ。長くなるけど、聞いてくれる?

チーバくん:ぜひ、聞きたいです。