トマトのピュレ

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トマトの甘さと適度な酸味を引き出した「トマトピュレ」の作り方を紹介します。トマトピュレといっても、煮込み料理に使うピュレというようりも、そのままドリンクとして飲めるピュレです。すっきりとしたのどごしの良さに食欲もきっと出てくるはずですよ。一緒に作ってみましょう!

材料

トマト 2,3個(好みの量)

トマト

作り方

1. 下準備

  • トマトを粗く切り分けます。最初に半分に切って種がたくさんあるようなら取り除いてもかまいません。(えぐみや苦みが残るため)。皮はそのままつけておきます。

 

2. 調理

① 家庭用ミキサーに、ざく切りにしたトマトを入れてスイッチをON。なめらかになるまでかくはんします。

② ①をボールを下に敷いたザルにあけます。ボールに残ったピュレから皮や種を取り除けば完成です。

 

3. 仕上げ

③ ピューレをそのままスプーンですくいながら食べてもおいしいですし、お好みによって塩や砂糖、レモン汁をふってソースやドレッシング代わりに使ってもいいでしょう。

保存方法

氷を作る小分けトレーや冷凍用保存袋、赤ちゃんの離乳食用の小さい小分け容器などにピューレを流し入れて密封し、冷凍庫で保管します。冷凍にすれば1か月は保存可能です。こうしておけば、必要な分、食べたい量をそのつど取り出して解凍しながら使うことができます。

ワンスプーンメモ

  • ミキサーにトマトを入れてかくはんする段階では、塩などの調味料はいっさい加えません。食べるときにその日の体調や味覚の好みに合わせて塩や砂糖、ハチミツなどを少しずつたしていくのがいいでしょう。
  • スーパーなどで完熟に近いトマトが安く手に入る夏場などにたくさん購入し、ピュレにして凍らせて保存しておくとコストダウンにもつながりますよ。

コラム 患者さんのお食事学

~トマトのある家に胃病なし~

トマト

ヨーロッパでは「トマトのある家に胃病なし」と言い伝えられているほど、トマトは健康の代名詞です。トマトの酸味が胃を刺激し、胃液の分泌をうながすことで、消化を助け食欲増進につながります。

抗がん剤の治療などでは食欲不振が一つの副作用として出ることがありますが、トマトのピューレやシャーベットを少量口に含むと意外と食欲がわいてきます。また、食べ物の味覚が感じにくいという場合でも、味付けに使うレモン汁の風味が味覚の回復を助ける効果があるとされていますので、トマトの味を楽しみやすくなるかもしれません。

トマトの鮮やかな赤い色がテーブルに並ぶと、食卓を囲む気分も明るくなりますよ♪

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