【Dr.竜が深掘り!】第三弾がんの薬物療法 副作用を抑える対策充実、遺伝子検査で“自分に効く薬”を見つける。千葉県がんセンター外来化学療法科部長・辻村秀樹先生が解説
【Dr.竜が深掘り!千葉発・令和のがん医療】
≪対談第三弾≫
辻村 秀樹氏(千葉県がんセンター外来化学療法科部長)
竜 崇正氏(NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉 理事長)
通院が主流になってきた抗がん剤治療
治療薬ごとに作る「副作用カレンダー」で副作用を最小限に抑える工夫も
今回は、千葉県がんセンター外来化学療法科部長の辻村秀樹先生との対談を動画でお送りします。がん治療の三本柱は、手術などの外科治療、放射線治療、そして抗がん剤治療などの化学療法があります。化学療法は、近年目覚ましい進歩を遂げており、分子標的薬や免疫療法、ホルモン療法などと合わせて「がんの薬物療法」という呼び方をされています。
千葉県がんセンターでは、多職種によるチーム医療で、質の高い治療を安全に効率的に進めています。自宅で起こりやすい副作用についても、治療薬ごとに作成した「副作用カレンダー」を使い、患者さんやご家族が先を見通しながら安心して治療に向き合えるように工夫しています。